農家と学生が手を結ぶ新しいカレー
食材の廃棄が問題になっている中、沖縄県読谷村で新たな試みが始まっています。ここでは、規格外のにんじんを活用したレトルトカレーが話題です。
このプロジェクトは、MOTTAINAI BATON株式会社が中心となり、県内の小売企業4社と読谷高等学校の生徒たちが共同で進行しています。規格外にんじんという地域資源を見直すことで、食品ロス削減を目指す取り組みです。
規格外にんじんの現状
読谷村は、沖縄県内でも有数のにんじんの生産地です。しかし、その約40%は形やサイズが規格に合わず、廃棄されてしまう現状があります。味や栄養価に違いはないのに、見た目だけで捨てられるのは非常にもったいないこと。このプロジェクトでは、地域の農家の支援も含め、これらのにんじんを商品化し、持続可能な方法で価値を生み出そうとしています。
ちいき叶い塾での学び
プロジェクトに参加した読谷高等学校の生徒たちは、マーケティングの観点から商品の魅力を高めるための活動を行いました。POP(ポイント・オブ・パーチェス)の制作や消費者への訴求方法を考え、実際の販売イベントでは商品のストーリーを来場者に伝える役割も担いました。この経験は、学びが地域との接点に結びつく貴重な機会となりました。
小売企業とのコラボレーション
この取り組みでは、地域の4つの小売企業とも連携しています。イオン琉球、金秀商事、コープおきなわ、リウボウストアがそれぞれの知見を持ち寄り、商品企画の初期段階から売り場展開を視野に入れてレシピの設計を進めてきました。味の監修は、MOTTAINAI BATONが手掛け、実際の製造は食のかけはしカンパニーが協力しています。
特に、沖縄の伝統的な食材である泡盛の酒粕を使って、独特の味わいを引き出したカレーは、これまでにない新たな地域の味として注目されています。
商品の展開と販売
泡盛香るベジカレー(読谷村にんじんver.)は、2026年1月から店頭に並びます。販売形態はレトルトカレーとお弁当の2種類で、小売各社の店舗や公式オンラインショップで入手可能です。これにより、地元の農家と消費者の絆を深め、地域経済の活性化にも寄与することを目指しています。
また、プロジェクトメンバーによる販売会も実施予定で、読谷高等学校の生徒が商品を試食販売し、消費者とのふれあいを楽しむ場となります。このような活動が地域にどのような影響を与えるのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。
まとめ
沖縄・読谷村の規格外にんじんから生まれたレトルトカレーは、地域の課題解決と持続可能性を両立させた新しい食文化の形成を目指しています。地域の魅力ある食材を使って、みんなで楽しみながら、食品ロスを減らす活動に参加できるこの取り組みは、私たちの食卓にも新しい価値をもたらしてくれるでしょう。ぜひ、このカレーを通じて沖縄の魅力を感じてみてください。