新感覚ピアノ教本『TWINKLE』の誕生
2025年春、株式会社東音企画が新たに刊行したピアノ教本『TWINKLE ~耳を澄ます 身体をゆるめる~』は、音楽の楽しさを引き出すための全く新しいアプローチを提案しています。この本の著者、角野美智子氏は、30年以上の指導経験を持つピアニストであり、子どもたちに美しい音を奏でる楽しさを教えることに情熱を注いできました。
美しい音色を奏でるための実践法
本書は、ただピアノを弾くのではなく、音に宿る美しさを感じながら演奏する力を育むことを目指しています。ピアノを学び始めたばかりの初学者から、中上級者まで、誰でも取り組める内容で構成されています。また、音楽を楽しんでもらうための工夫が満載です。
聴く力と脱力に注目した内容
『TWINKLE』は2つの部分に分かれており、それぞれ「聴く力」を育てる部分と「脱力」を意識した演奏法が紹介されています。前半では、童謡「きらきら星」を題材に、音質への意識を高めるための練習法が展開され、音の響きや揺らぎを感じ取る耳を養います。
後半では、無理なく演奏できる身体の使い方を学ぶために「脱力」が重要視され、美しい音色を引き出すための具体的なテクニックが豊富なイラストとともに説明されています。また、QRコードを使った著者自身による動画解説も用意されており、視覚的にも理解を深めやすくなっています。
家庭で楽しく音楽に触れる
さらに、本書には「音のしっぽをつかまえるゲーム」や「シェイカーリボン」のように、ゲーム感覚で楽しめる練習法も掲載されています。これにより子どもたちが楽しんで音楽を学べる環境が自然に整えられます。
オリジナルアレンジ楽譜と特別講座
付録として、「きらきら星」のオリジナル連弾アレンジ楽譜も収載されており、音の違いや響きの広がりを体験できるよう工夫されています。音楽の楽しみを深めるための一冊として、多くの家庭に役立つ内容です。また、新刊の発売を記念して特別講座も開催され、著者から直接学べる貴重な機会も整えられています。
角野美智子氏のプロフィール
角野美智子氏は、桐朋学園大学ピアノ科を卒業後、ボストンのニューイングランド音楽大学大学院を修了しました。彼女は、多くのコンクールでの受賞者を輩出してきた実績を持ち、指導法は高く評価されています。著書も多数発表しており、音楽教育における理論と実践を融合した指導法で全国的に有名です。
まとめ
新刊『TWINKLE ~耳を澄ます 身体をゆるめる~』は、音楽を愛する全ての人にとって、音楽の楽しさを再発見するための素晴らしい道しるべとなることでしょう。家庭でも簡単に実践できる内容が詰まったこの本をぜひ手に取ってみてください。あなたの音楽ライフが、もっと色鮮やかに広がることでしょう。