花々に魅せられたディオールの世界を堪能する書籍『DIOR. ENCHANTING GARDENS』

ディオールの花と庭園の魅力を綴った一冊

クリスチャン・ディオールは、そのセンスと創造性において、花々や庭園を愛する心を大切にしてきました。本書『DIOR. ENCHANTING GARDENS』は、そのディオールが愛し、インスパイアされた花々の軌跡を探る特別な書籍です。

庭園への情熱

ディオールの庭園への情熱は、彼の故郷であるフランスのグランヴィルで育まれました。彼の生家の周りには、さまざまな花々が咲き誇り、そこでの経験が彼の創作活動に多大な影響を与えました。この書籍では、ディオールが自身のデザインにどのように花々を取り込んだのかを見ることができます。特に、彼の代表作である「ニュールック」や、初の香水「ミスディオール」の制作過程には、彼の花への愛情が色濃く反映されています。

花が与えるインスピレーション

本書は、ディオールの創設者であるクリスチャン・ディオールと彼の後継者たちが、花々をどれほど大切にし、その美しさをどのように活かしてきたのかを探究しています。ページをめくるごとに、フランス各地の美しい庭園が紹介され、園芸とファッションの融合の歴史を感じることができます。ディオールが愛した庭の数々、グランヴィルの「レリュンブ」邸から、モントルーの「ラコルノワール」城、そしてミリーラフォレの「ムーランデュクードレ」まで、多彩な景観が広がります。

シルエットとデザイン

この書籍では、ディオールのシグネチャーフレグランスと、1947年に発表された「ファムフルール」のシルエットから、最新のコンテンポラリーなデザインまでを紹介しています。花の魅力にインスパイアされたドレスと共に、その美しいシルエットが一堂に会する様子は、ファッションのあり方に新たな視点を与えます。

写真家たちによるビジュアル

ディオールに影響を与えた著名な写真家たち、ヘンリー・クラークやパトリック・デマルシェリエ、ブリジット・ニーデルマイル、パオロ・ロベルシによる素晴らしい作品が多数掲載されています。これらの写真は、ディオールの世界観をより深く理解する手助けをしてくれるでしょう。また、貴重なアーカイブ資料も紹介されており、長い歴史を持つディオールの魅力が浮き彫りになります。

書籍の入手と展示

『DIOR. ENCHANTING GARDENS』は、ハウスオブディオールギンザで見ることができます。ディオールの魅力に触れ、花々がもたらす美の世界を存分に楽しむための一冊として、多くのファンにとって心の豊かさを与えてくれることでしょう。この機会にぜひ手に取ってみてください。ディオールの愛する庭園と花々のもとで生まれた彼の作品群が、あなたの感性を刺激すること間違いなしです。