きのこの山50周年を支えるサステナブルなビジョン
株式会社明治が誇るロングセラーブランド「きのこの山」は、2025年に発売から50周年を迎えます。この記念すべき年に、同社は「きのこの山たけのこの里サステナブル宣言」を発表し、ブランドの原点である“里山”を守ることの重要性を広める活動を始めることを宣言しました。
ブランドの歴史と原点
「きのこの山」は1975年の発売以来、世代を超えて愛されてきました。キャッチコピーの「みんなに、おいしく、おもしろく。」は、ただのスナックではなく、食べた人が団らんのひとときを楽しむためのコンセプトを物語っています。特に、幼少期に親しんだ里山の風景からインスパイアを受けたこのブランドは、里山の大切さを体現してきました。ですが、最近では都市化が進み、里山の生態系が脅かされている現状があります。
サステナブル宣言の意義
「きのこの山たけのこの里サステナブル宣言」では、のべ1億人に向け、里山を守ることの重要性やカカオの持続可能な生産の重要性を啓発していくことが目標です。この宣言に基づき、明治は、商品を通じて、イベントを通じて、さらに流通の面でも里山の大切さを伝えていく計画です。
1.
商品パッケージの変化: 2025年3月から、持続可能なカカオの生産・調達に向けた取り組みを示す「メイジ・カカオ・サポート」についての情報をパッケージで伝えます。
2.
教育的イベント: 「きのこたけのこ里山学校」と銘打ったイベントを通じて、子どもたちや地域の人々に里山体験を提供します。自然遊びを通じて、環境の大切さを学ぶ機会を増やす狙いです。
3.
木のぬくもりのあるノベルティ: 商品購入者には、木のぬくもりを感じられる特製スリーブケースやうちわなどをプレゼントし、これを通じて里山への愛着を深めてもらうことを目指します。
明治の取り組みと森崎ウィンさんの役割
最近の公開報告会では、50周年のアンバサダーに就任した俳優・森崎ウィンさんが、里山の重要性を語りました。彼は、自身もキャンプが趣味であることから、里山の保全に関する啓発活動に強い関心を持っていると話し、今後さまざまな形でサポートを行うことを約束しました。
「私たちの生活のすぐそばにある自然が守られなければ、次世代に良い環境を残すことはできません。里山の大切さを多くの人に伝えていきたい」と森崎さんは力強く語ります。
このように、「きのこの山」は単なるお菓子のブランドではなく、深いメッセージを持った存在です。これからどのようにそのメッセージが広がっていくのか、そして私たち自身がどのように関与できるのかを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。50周年を迎えた「きのこの山」が未来に向けてどのような一歩を踏み出すのか、楽しみにしたいと思います。