干しいもで町を活性化
2025-05-28 10:06:50

干しいもで地域活性化を目指す「陽(あかり)」の新たな挑戦

干しいもで地域活性化を目指す「陽(あかり)」の新たな挑戦



近年、サツマイモの市場価値を高めるための注目の取り組みが始まっています。それは、スイーツブランド「陽(あかり)」が新たに参加した「みんなのサツマイモを守るプロジェクト(SSP)」です。このプロジェクトは、特に九州地域を中心としたサツマイモ産業を再興するための重要な活動として注目されています。

「陽(あかり)」の理念と活動



「陽(あかり)」は宮崎県延岡市を拠点に、干しいも、健康食品、焼き芋など、サツマイモを基軸とした多彩な商品を展開しています。長年の経験と独自の製法を駆使し、農家が生産する「売れない芋」を「売れる製品」に転換する努力を続けています。江藤大介専務は「干しいもは保存食ではなく、地域の経済を支える重要な食べ物」と位置付けています。

同社は、地域の農家、加工業者、消費者の循環型モデルを確立するための活動にも注力。民間主導の農業支援モデルを打ち出すことで、地域の若手農家との連携を進めています。

SSPへの参加背景と江藤専務の思い



江藤専務は、SSPへの参加にあたり、「サツマイモ経済圏を持続させるためには、農家だけでなく我々加工業者も本気で取り組む必要があります」と語ります。目指すのは、農家が再び希望を持ちながら作物を育てられる環境を築くことです。

乾燥の影響で困難な状況に直面する農家を支え、「もう一度挑戦したい」と思えるような商品作りを行うことが、現在の「陽(あかり)」の役割だと強調します。

また、サツマイモ基腐病によって辛い状況にある業界において、自社の力で地域の課題に取り組む姿勢を示しています。

プロジェクトの目的と今後の展望



SSPは、サツマイモ基腐病から日本のサツマイモを守ることを目的とし、研究や社会との連携を通じて産業の再興を図っています。具体的には、病気対策のための情報共有や、新たなサツマイモ品種の開発、地域への啓発活動などを行っています。

江藤専務は「干しいもを通じて町を元気にしたい」という強い想いを持っており、SSPに参加することで全国のサツマイモ産地にエネルギーを届けることを目指しています。

「陽(あかり)」が目指す未来



「陽(あかり)」は、自社の干しいもを通じて地域の農家を支え、持続可能な地域経済を実現することを掲げています。江藤専務は「できるかどうかではなく、どうやったらできるかを考える」とし、挑戦を続けていく姿勢を崩しません。今後、SSPとの連携を深めながら、新しいプロジェクトを積極的に進めて行く予定です。

このような取り組みを通じて、サツマイモ文化が地域に根付き、未来へとつながるような希望の光を灯すことが期待されています。地域一丸での復興を誓い、サツマイモを取り巻く全ての人々に明るい未来をもたらすために、「陽(あかり)」はさらなる努力を続けていくことでしょう。


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