キングジムが防災の新たな標準を提案
近年、地震や自然災害が続く日本において、いかに日常生活に防災を取り入れていくかが重要なテーマとなっています。そんな中、株式会社キングジムがこの度、公益財団法人 日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した製品として、「災害対策セット」シリーズと「ハンズフリー拡声器」を展開しました。これらの製品は、ただの防災アイテムではなく、生活の一部として自然に溶け込むデザインが魅力です。
「災害対策セット」シリーズの特長
キングジムの「災害対策セット」シリーズは、防災用品をファイルサイズのパッケージで提供しています。現在、10種類以上のラインナップを揃えており、オフィスや家庭の書棚、引き出しにすっきりと収納できるのが大きな魅力です。シリーズの背表紙は、日本語と英語のリバーシブルデザインになっており、視覚的にも楽しい印象を与え、生活空間に統一感を持たせています。
商品ラインナップの一部
- - 差し替え式 災害対策セット(待機~帰宅):¥8,200+消費税
- - 災害備蓄セットⅡ:¥5,400+消費税
- - 災害帰宅セットⅡ:¥4,400+消費税
- - 災害ヘルメットセット:¥8,800+消費税
- - 災害トイレセット(100回分):¥14,800+消費税
このように多様なラインアップにより、それぞれのニーズに合った内容を選ぶことができます。
審査員からの高評価
グッドデザイン賞の審査員は、「防災用品の収納に着目したシリーズ」としてこの製品を評価しました。普段はクローゼットの奥や倉庫にしまわれがちな防災用品を、日常の収納スペースにぴったりと収めることができるため、いざという時にすぐに取り出せる利便性が高いとされています。また、収納された内容物も明確に表示されているため、誰でも簡単に理解できるのもポイントです。これにより、防災意識の向上につながると、審査員からも絶賛されました。
GOOD DESIGN Marunouchiに選出
さらに、「災害対策セット」シリーズは「私の選んだ一品 2025」にも選ばれました。この企画では、審査員が個人的にお気に入りのデザインを細かく紹介するもので、特にエクスペリエンスデザイナーの左右田智美氏がその機能性とデザインを絶賛しています。
ハンズフリー拡声器の特長
もう一つの受賞製品「ハンズフリー拡声器」は、両手を自由に使いながら音声を届けることができるため、店舗での販売や教育、交通誘導など多様なシーンで活躍が期待されます。2つのスピーカーが音を広げ、クリアな音声を実現。音量調整も非常に簡単で、無段階で調整できるワンダイヤルも付いています。
商品概要
- - ハンズフリー拡声器:¥35,000+消費税
- - カラー:ダークグレー
この製品は、音の明瞭さの他にも、使用する人が利用しやすいように設計されていることが評価されています。
グッドデザイン賞受賞展への出展
両製品は、2025年11月1日から5日まで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」にて展示される予定です。会場は東京ミッドタウンで、期間中は無料で入場可能です。
まとめ
キングジムが手掛ける「災害対策セット」と「ハンズフリー拡声器」は、ただの防災用品を超え、日常生活に溶け込むデザインが施されています。今後の展開が楽しみですし、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。安全で快適な生活を送るために、今こそ防災グッズを見直すチャンスです。