福岡県立美術館で楽しむ日本のロックポスター展の魅力とは

井出靖が魅せる日本のロックポスター展

福岡県立美術館にて、2025年9月30日から10月5日まで「井出靖が収集した日本のロックポスター展 -1969年から1986年まで-」が開催されます。この展覧会は、音楽プロデューサーでありギャラリー主宰の井出靖氏が自らの自伝執筆を契機に集めた日本のロックポスターを中心に展開されます。

井出靖氏は、東京以外での開催にあたり、特に福岡を選んだ理由として「福岡の音楽シーンに触れたかった」と語っています。彼の情熱が詰まった今回の展覧会では、約100点のポスターが一堂に会し、壁面に直接展示されるスタイルで、その質感や迫力を存分に体験できる空間が演出されます。

ロックとクラブカルチャーの交差点

本展は、1960年代後半から1986年までの日本のロックに焦点を当てています。この時期は、日本のポップミュージックが発展し、ロックとクラブカルチャーが徐々に交わり始めた重要な時代でした。展示されるポスターは、シンガーやバンドの歴史を感じさせ、その多様なスタイルを知る貴重な機会となるでしょう。

特に注目すべきは、福岡にゆかりのあるバンドやミュージシャンにスポットを当てた特設コーナーです。地元ファンにとっては、感慨深い作品が並ぶことになるはずです。

展示情報と入場方法

- 開催日時: 2025年9月30日(火)〜10月5日(日)
- 開催場所: 福岡県立美術館 1F 彫刻展示室
- 営業時間: 午前10時〜午後6時（最終日は午後5時まで）
- 入場料: 1,000円（記念ポストカード付）

この展覧会は、昨年の初開催時に1,900名を超える来場者を記録し、図録も即完売する等、多くの反響を呼びました。福岡での開催が決まったことで、さらに多くのファンにその魅力が伝わることを期待しています。

限定図録とマーチャンダイズ

また、会場では展覧会に併せて作成された図録「JAPANESE MUSIC POSTER SCRAP -ROCK-」や関連マーチャンダイズが販売される予定です。この図録は、井出靖氏による詳細な解説が含まれ、ポスターの魅力をより深く理解する手助けとなるでしょう。

今回の展覧会は、日本の音楽文化に触れる絶好の機会です。特にロックファンはもちろん、音楽に興味がある方、アートに触れたい方には見逃せない内容となっています。ぜひこの貴重な展示を訪れて、心に残る体験をしてください。