アイラップが「2025年度グッドデザイン賞」を受賞！その魅力を深掘り

アイラップが「2025年度グッドデザイン賞」を受賞！

近年、家庭用の日用品としての重要性が再評価されている耐熱ポリ袋「アイラップ」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞は、アイラップが半世紀以上にわたって使われ続けてきたことへの評価でもあり、現代のニーズにも応え続けている証拠です。

アイラップの歴史と特性

「アイラップ」とは、1976年に発売された日本初の家庭用ポリ袋です。この商品は、冷凍・冷蔵保存や、湯せん、電子レンジ加熱など、さまざまな用途に対応しています。その耐熱性は120℃、耐冷性は-30℃に達し、家庭での食品保存や調理を簡便に行える生活必需品として、長年にわたり親しまれています。

近年ではSNSを通じて再評価が進み、アイラップに類似した商品も登場していますが、本物のアイラップは「防災にも役立つ日用品」としての評価も高く、特に日本の家庭における唯一無二の存在として位置づけられています。

三角形パッケージの魅力

アイラップのパッケージは、独特な三角形の形状を持っています。この形は、ただのデザインではなく、袋のコシを保ち、連続使用時の取り出しやすさを考えて設計されています。この複雑なパッケージ設計はコスト面では不利ですが、ユーザーの便利さを優先するために半世紀以上も守り続けられてきたのです。

非常時にも活躍するアイラップ

耐熱性に優れたアイラップは、災害時にも頼りにされている商品です。特に、自衛隊や日本赤十字社によるトレーニングや、自治体での防災活動にも使われており、最近では「令和6年能登半島地震」でのアイラップを使った炊飯方法がメディアに取り上げられ、その知名度はさらに高まりました。

アイラップの使い方は多岐にわたり、耐久性に優れるため、温めたり炊飯を行ったりすることができ、しかも洗い物を増やさず水を節約することが可能です。このように、日常的な使用から非常時のニーズまで、幅広い用途をカバーしています。

グッドデザイン賞の評価

グッドデザイン賞の審査員も、「アイラップ」のユーザーへの配慮の深さを評価しました。発売以来、アイラップは多くの家庭で親しまれており、地域によっては「ポリ袋＝アイラップ」とまで呼ばれるような存在になっています。この商品のデザインは、製造効率よりも使いやすさを優先したもので、長年にわたり人々の生活の中で愛用され続けてきたことを証明しています。

これからのアイラップ

岩谷マテリアルは、アイラップを通じて日常生活の利便性を高めるだけでなく、防災グッズとしても期待される存在を目指しています。“世の中に必要なものこそ栄える”という理念のもと、アイラップは今後も新たなニーズに応える商品でありつづけるでしょう。アイラップは、日常にも非常時にも役立つ、柔軟性と信頼性を兼ね備えた生活必需品です。これからもアイラップに注目し、その魅力を再発見していきましょう。