カメムシふりかけ登場
2025-03-18 12:13:52

近大発ベンチャーがカメムシふりかけを開発!新しい昆虫食の提案

近畿大学発ベンチャーがカメムシを活用した新商品を開発



近畿大学発のベンチャー企業、株式会社POIが、世界的なベーシストであり作曲家、昆虫画家としても知られる今沢カゲロウ氏と共同で、カメムシを用いた新商品の開発に着手しました。この奇抜な取り組みは、2025年6月12日に発売される予定です。

注目の背景


昆虫食は近年、特に2013年に国連の食糧農業機関による報告書がきっかけで、注目されるようになりました。特に、新型コロナウイルスの影響を受けてSDGsの重要性も高まっている中、昆虫食が持つ可能性に多くの人々が注目しています。しかし、コオロギなど一部の昆虫食に関しては、誤解や偏見が広がり、事業の現場では過剰な投資により失敗するケースも見受けられました。

カメムシの新しい価値


今沢氏とのつながりを通じて、カメムシという昆虫に着目することになりました。カメムシは強烈な臭いを放つことで知られ、多くの人に敬遠される存在ですが、同時にその香りが魅力的である可能性を秘めています。実際のところ、ある種のカメムシの香りはパクチーに似ているとされ、タガメは青リンゴのような爽やかな香りを持っていることが知られています。

カメムシふりかけ「カメロウ」


この度開発されるふりかけは、「カメロウ」と名付けられ、エスニックな東南アジアの香りを感じさせる風味を持つ予定です。ふりかけとしてご飯にかけるだけでなく、サラダや肉料理、お湯で溶かしてスープとしても楽しめるよう、多様な楽しみ方が提案されています。

地元調達と地域支援


カメムシの調達は、会社が関わりを持つ地域、例えば兵庫県佐用町や茨城県日立市などから行われる予定です。これまでの昆虫食への取り組みを通じた地域とのつながりも深め、地元の課題を共に解決する姿勢が貫かれています。

パッケージデザイン


商品パッケージには、今沢氏が描き下ろしたカメムシの絵画が使用され、ユニークなデザインが施されています。このデザインは、今沢氏が文化を深く受け止めてきたアフリカ・ルワンダの伝統工芸「イミゴンゴ」の模様を背景にしており、文化的な価値をも重視した取り組みとなっています。

予約特典


現在、今沢氏が先行予約を受け付けており、予約特典としてカメムシの羽音と今沢氏のベースの共演による特典音源が提供されます。新しい挑戦を意味する「カメロウ」をぜひ手に取って、その味や魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

今後の展望


清水和輝代表は、「昆虫は美味しいが、日常的に食卓に並ぶ日はまだ遠い」と語ります。そのため、今後はバラエティ商品としての展開や、イメージの良い昆虫の活用、特別な効能を持つ製品の開発を進める意向を明かしました。昆虫食の未来に新たな光をもたらす「カメロウ」は、この新しい挑戦の一環なのです。


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