ロスパンの教科書
2025-02-07 12:10:00

パンの廃棄を減らすための新たな試み『ロスパンの教科書』の全貌

廃棄を減らすための画期的な取り組み



パンの通信販売サイトrebakeが、新たに発行した「ロスパンの教科書」は、パン業界での廃棄ロスを削減するための重要なガイドブックです。2024年2月からの1年間で、1万部が配布されるこの冊子には、パン屋さんの店頭で余ってしまう「ロスパン」についての深い知識が詰まっています。

ロスパンの教科書とは



「ロスパンの教科書」は、売れ残ってしまうパンの現状や背景を解説した11ページからなるA5サイズのガイドブックです。rebakeに登録されている全国の製造小売のパン屋さんの15%以上がロスパンを扱っていることから、この問題は非常に身近なものであることがわかります。また、rebakeの調査によると、パン業界全体で食品ロス削減に対する意識が高まっているものの、実際にロスパンについて話すことに躊躇するパン屋さんが多いという実態が浮き彫りになっています。

配布された第一刷はすでに消費者の手に渡りましたが、その内容はパン屋さんだけでなく、食品ロスに興味のある教育機関や団体を通じても広がっています。この冊子を通じて、パン屋さんと消費者の間にある「ロスパン」に対する誤解を解消し、お互いに理解し合うことで、より良い関係を築くことが期待されています。

調査結果とパン屋さんの声



rebakeによる調査で、93%のパン屋さんが食品ロス削減の意識が高まったと感じている一方、発信しやすくなったという意見は81%に留まりました。これは、ロスパンについてオープンに話すことがまだ一般的でないという慣習から来ているようです。パン屋さんがロスパンについて消費者に語ることは、未だに勇気がいることですが、こうした取り組みを通して少しでも勇気が持てるようになってほしいと考えます。

第二刷に向けた動き



2025年5月には、好評を受けて「ロスパンの教科書」第2刷が完成する予定です。これに伴い、多くのパン屋さんや食品ロス削減に取り組む企業から協賛を受け、さらに多くの消費者に届けられることでしょう。協賛を行ったパン屋さんの一例として、Tummy Bakeryの木田さんは、「ロスパンの現状を知ってもらいたい」という思いから協力を決めたとコメントしています。

rebakeのビジョン



rebakeは、パン屋さんで売れ残ったパンをそのまま消費者に届けることで、資源を無駄にせず持続可能な社会を実現しようとしています。自社の取り組みを通して、作り手の思いや努力が消費者に届くことを望み、食品ロスの問題に立ち向かう活動を続けていきます。「ロスパンの教科書」は、そんな理想の実現に向けた一歩とも言える存在です。

これからも、パン好きの皆さんと一緒に、食品ロス削減の意識を高め、共に持続可能な社会を目指していきましょう。詳しいお取り寄せについては、rebakeの公式サイトやSNSをご確認ください。


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