フランスとイギリスのサヴォアフェールを体感
2025年9月2日(火)、長い歴史を持つフランスのメゾン ブランド・ロンシャンが、イギリスのアウターウェアブランド・グローバーオールとのコラボレーションコレクション「LONGCHAMP x GLOVERALL」が世界中で発売されます。ロンシャンは、1948年に創業しオーセンティシティやエナジーを重視したブランドで、特にその革製品は高い評価を受けています。今回のコレクションは、両ブランドのサヴォアフェールを融合させた特別なもので、日本では公式オンラインストアと、表参道・銀座の直営店、全国のブティックで展開されます。
アイコンバッグ「ル ロゾ」のリデザイン
ロンシャンを代表するアイコンバッグ「ル ロゾ」は、シンプルでありながら特徴的なデザインが魅力。フランス語で“葦”を意味するこのバッグは、しなやかな稈(かん)をかたどった、メープルウッド製のトグルが特徴です。このトグルのデザインは、ダッフルコートのボタンからインスパイアされています。ロンシャンが誇るこれらのデザイン要素は、グローバーオールとのコラボレーションにより、さらに魅力的に生まれ変わっています。
ダッフルコート:英国の伝統を受け継ぐ
今回のコレクションの目玉はダッフルコート。19世紀に英国海軍の制服として知られるダッフルコートは、デザインの歴史を持つファッションアイテムで、特徴的なトグル留め具とロープ状のディテールが特徴です。
今回特別制作されたダッフルコートは、ネイビーとナツメグの2色展開で、ロンドンのアトリエで作られた最高品質のウール生地を使用しています。このコートは、通常よりもゆったりとしたカットを採用し、高めの襟と大きなフードをデザインしています。また、裏地にはロンシャン2025年秋冬コレクションのストライプ柄があしらわれ、粋な遊び心を加えています。
トートバッグも同様なアプローチ
トートバッグもダッフルコートと同じ生地を使用し、同じくメープルウッド製のトグルを用いています。同バッグのレザー製内ポケットには限定ラベルがあり、機能性とデザイン性を兼ね備えています。これらのアイテムは、30年以上前にレディースバッグの機能性に注目したロンシャンの姿勢を反映し、再び素材とデザインを融合させたものと言えるでしょう。
クリエイティブ・ディレクターの想い
ロンシャンのクリエイティブ・ディレクター、ソフィ・ドゥラフォンテーヌ氏は「ロンシャンは革製品を超えた世界へ挑戦する」とし、両ブランドの伝統を大切にしつつ、様々なデザイン要素を融合させてきた過程を振り返ります。「トリコロールとユニオン・ジャックの国旗をあしらったラベルなど、全てのディテールに重要な意味があります」とも述べています。
まとめ
このコレクションは単なるファッションアイテムにとどまらず、フランスとイギリスの文化が融合した作り手の情熱がこもった逸品です。両メゾンの力強いエネルギーと、サステナビリティへの取り組みが同時に反映されています。ダッフルコートは192,500円、トートバッグは111,100円です。
公式オンラインストアやロンシャンの直営店で入手可能なので、是非チェックしてみてください。