滋賀県の宝物グランプリ2025-2026が盛況裏に終了
滋賀県商工会連合会が主催する「滋賀県の宝物グランプリ2025-2026」が、令和7年12月4日(木)にホテルニューオウミで行われました。本イベントは、滋賀県の隠れた優れた商品を発掘し、その魅力を広めることを目的としています。今回は、過去の開催から継続しているこの取り組みも6回目を迎え、多様な事業者が一堂に集まり、それぞれの商品の開発を進められました。
開催の経緯
「滋賀県の宝物グランプリ」は今年度で6回目を数えます。時代のニーズに応じた商品開発を目指し、出場者たちは8月から開催された「滋賀県の宝物セミナー」を通じ、経営資源の共有とコラボレーションを重視してきました。このセミナーでは、リアルとオンラインを組み合わせた形式での学びが行われ、他地域の参加者ともネットワークを広げる機会が得られたようです。
参加者は、セミナーで得た知識をもとに自己商品を一層練り直し、その成果を披露する場として本大会が設けられました。
受賞作品の紹介
アイディアの結晶ともいえる受賞商品が続々と発表され、その中から特に注目される作品をご紹介します。
👑 グランプリ:陶アクセサリー Terasu
この作品は、甲賀市にある「楽入陶房 壺中庵」によるもので、金、銀、プラチナの輝きが施された陶器のアクセサリーです。「大きく、軽く、美しく」がコンセプトであり、日常の装いに自然に溶け込みつつも確かな存在感を放ちます。実物を手に取ることで、土の温もりや本物の輝きが実感できるでしょう。
🥈 準グランプリ:きのこのオリーブオイル漬け
こちらは、共栄精密㈱が手掛ける、無農薬の生きくらげを主役にしたオリーブオイル漬けです。ビタミンDと食物繊維が豊富で、低カロリーなため「菌活」や「腸活」観点からも注目されています。そのまま食べるも良し、パスタやアヒージョに応用するも良し、様々な食シーンで活躍すること間違いなしの逸品です。
🥈 準グランプリ:滋恵 和漢スープ
東近江市の「湖香六根」が提供するこの和漢スープは、近江鶏とキノコの出汁を基に、琵琶湖産すっぽんの旨味を加えています。ラーメンやお粥のベースとしても使え、最後の一滴まで飲み干したくなる深い味わいが特徴です。体に優しい滋味が、日常に安らぎをもたらすことでしょう。
⭐ 審査員特別賞:粕蔵‐Hakura‐さかグラ
長浜市の「Hahanisou.」が生み出すおつまみグラノーラは、滋賀の酒蔵文化を反映した商品です。県産はちみつと山椒を使用し、小麦不使用でグルテンフリーの特長を持ちながら、甘さと塩気のバランスが絶妙です。
⭐ 審査員特別賞:魔法のマドラー170mm
この商品は㈲ヴァンテックが開発したアイテムで、グラスに入れるだけでお酒がまろやかになる不思議なマドラーです。口当たりが滑らかになり、一味違ったお酒を楽しむことができます。
概要
「滋賀県の宝物グランプリ2025-2026」は、これからも滋賀の魅力を発信し続けます。この大会から輩出された優れた商品は、令和8年2月28日と3月1日に東京で実施される「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」に進出する予定です。滋賀県の誇る宝物が他の地域にも広まることを期待しています。
かつての滋賀県が持つ秘められた魅力を感じられるこのイベント。その成果をぜひ、食卓で楽しんでみてください。