最近のレトルト食品事情
近年、手軽で便利なレトルト食品がますます人気を集めています。マイボイスコム株式会社が実施した調査によれば、なんと9割弱の人がレトルト食品を利用しているとの結果が出ています。このレトルト食品、普段の食事として利用する人も約50%と増加傾向にあるようです。忙しい生活の中で、時短や手軽さが求められる今日、レトルト食品はどのように活用されているのでしょうか。
レトルト食品の利用頻度とは?
この調査の結果、レトルト食品を週1回以上利用する人は約30%にのぼります。特に、男性の利用率が高いというデータも出ています。これは、料理をする時間がない多忙なビジネスパーソンにとって、この便利さが支持されている裏付けなのかもしれません。
利用シーンと好まれる種類
レトルト食品の中で、特に人気が高いのは「カレー」で、79.3%の人が直近1年内に利用したと回答しています。続いて、「パスタソース」が47.6%と続き、特に女性に人気という結果も見えてきます。忙しい日常の中で、手軽に美味しい料理が楽しめるのが大きな魅力のようです。
また、レトルト食品は「ふだんの食事のメニュー」としての利用が増えています。「作るのが面倒」や「時間がない」といった要因で4割前後の人が利用していることから、特に30代から40代の女性から高い支持を得ていることがわかります。これらの年齢層では、家事や育児に追われる中での時短料理の需要が反映されているのかもしれません。
購入場所と選ぶ際のポイント
レトルト食品の購入場所は圧倒的に「スーパー」が86.5%と多く、次いで「ドラッグストア」が21.5%です。このデータからも、日常の買い物の中で自然に選ばれていることが伺えます。
購入時に重視するポイントとしては、「味」や「価格」が重要視されており、約7~8割の人がこれを選んでいます。特に、価格に関する不満が多いことは、今後の改善点のひとつとして企業にとっても耳を傾けるべき声でしょう。
不満点と今後の展望
調査を通じて明らかになったレトルト食品に対する不満点には、「価格が高い」や「具材の量が少ない」といった声が2割前後にのぼります。また、「添加物が多い」という意見や、「塩分量が多い」と感じる人も10%以上存在しています。これらの不満は、今後の製品開発で改善していくべきテーマとなるでしょう。
まとめ
日々の忙しい生活の中で、レトルト食品は有力な選択肢となっています。その手軽さやバリエーションの豊富さから、多くの人に愛されていることは間違いありません。ただし、価格や内容に不満を持つ方が多いため、今後の市場においては、品質の向上や新しい商品開発が待たれます。これからのレトルト食品の進化が非常に楽しみですね。