猛暑対策展、労働安全衛生展など注目の体感型展示会が開催

ビジネスを活性化する体感型展示会

2025年7月23日から25日の3日間、東京ビッグサイトの東展示棟にて、一般社団法人日本能率協会（JMA）が主催する「第11回猛暑対策展」「第12回労働安全衛生展」「第4回騒音・振動対策展」が開催されます。この展示会は、ビジネスの活性化を目指しており、特に熱中症対策の重要性が高まる中、企業にとって見逃せない機会となっています。

猛暑対策展の目的と背景

この展示会は、厚生労働省が施行する改正労働安全衛生規則に基づき、企業に熱中症対策を義務づけるものです。猛暑が続く日本において、熱中症対策のニーズは急速に増加しており、展示会の出展者数は昨年の84社から119社に増加しました。ブース数も144から222に増え、来場者数は30,018名を記録しました。

展示会の特長と提供される体験

今年の展示会では、事業者向け製品やサービスのほか、一般の方にも参考にできる情報が提供されています。代表的な展示物には、大型冷風機やシーリングファン、気化式クーラー、ミストクーラーなど、実際の現場で効果的に使用される業務用機器が並びます。また、一般の方でも利用できる暑さ対策グッズも充実しており、空調機能付き衣類や水を利用した冷却衣類、電子冷却グッズなどの新商品も登場しています。

体感型展示での新たな取り組み

今年の展示会では、来場者が実際に製品を「体感」できるように、仮想的に倉庫を再現した「リアル体感フィールド」を設置しました。このフィールド内では、10社の製品・サービスが紹介され、実際に働く現場に近い環境を体験することができます。

参加者の声の中には、「実際の業務シーンを想定することで、導入のイメージが具体化した」、「説明がより説得力を持つようになった」といった意見が寄せられています。これにより、出展製品の導入に向けたハードルが下がったとのことです。

次回の開催予定と期待

大盛況のうちに幕を閉じた「猛暑対策展」「労働安全衛生展」「騒音・振動対策展」。次回は2026年7月15日から17日まで開催予定で、すでに出展者の受付も始まっています。詳しい情報は公式ホームページで確認できます。

日本能率協会は、展示会を通じて正しい熱中症対策や暑さ対策を普及促進し、安心して働ける環境を整えることを目指しています。