AIと香りが織りなす新たな店舗体験
東京ビッグサイトで行われた「商業施設・店舗DX展」に、香りを言語化するAI「KAORIUM」を搭載したセントマティック株式会社が出展し、多くの来場者の注目を集めました。この展示会は流通業界の最新デジタル技術が一堂に会する場であり、店舗体験の革新を目指す申し分ないチャンスとなりました。
香りを言葉で伝える革新技術
株式会社セントマティックが開発したKAORIUMは、香りを言語化するAIです。このシステムは、嗅覚の特性を活かし、難解な香りを言葉で捉えることを可能にします。例えば、香水を選ぶ際や、特別な商品の提案でAIが主役を務めるのです。デモブースでは、参加者が香りに対して直感的に言葉を選ぶと、KAORIUMがその香りに適した商品を提示してくれます。
この新しい体験は、商業施設における顧客エンゲージメントを向上させるだけでなく、販売員がいなくても自分にぴったりな商品が見つかるため、業務の省人化にも一役買います。
次世代のビジネスチャンス
KAORIUMは香りと言葉を相互に変換するだけでなく、言葉を使いながら香りを深く味わう体験をも提供します。これにより、左右の脳を活性化させることで新たな感覚を呼び覚ますチャンスとなります。香りの世界の枠を超え、様々なビジネスシーンで新しい可能性が広がることが期待されています。
同社の代表取締役である栗栖俊治氏も、KAORIUMの活用がもたらすビジネスシーンにおける革新性に強い期待を寄せています。実際、セントマティックはこの技術を通じて、飲食体験や感性教育の領域にも手を広げているとのこと。これまでの香りの概念を打ち破る、新時代の体験価値が生み出されることでしょう。
結語
香りとAIが融合したKAORIUMは、今後の店舗体験を変革することが予想されます。香りが人々の心にどのような影響を与え、どう新たなビジネスチャンスを生み出すのか、私たちも注視していきたいと思います。これからの香りの未来に、大いに期待が寄せられています!