2025年に向けた食品と日用品の購買動向が明らかに!
株式会社mitorizが実施した消費者購買行動調査に基づいて、食品と日用品の購入傾向の変化が浮き彫りになりました。調査は2025年に入る前の消費者の意識や行動を探るもので、興味深い結果が得られています。
買い物の頻度と時間帯
調査の結果、買い物をする頻度は「週に1~2回程度」と答えた人が36.3%で最も多く、次いで「週に3~4回程度」が33.1%と続きました。また、買い物をする時間帯に関しては、夕方以降、特に17時から20時の時間帯が人気を集める結果となりました。この時間帯は仕事帰りなど、多くの人が利用しやすい時間帯と考えられます。
購入場所の傾向
食品や日用品を購入する場所としては、「スーパーマーケット」が圧倒的で、89.6%の支持を得ています。次に「ドラッグストア」が59.1%、さらに「コンビニエンスストア」が32.4%続きます。年代別に見ると、若年層の間ではコンビニの利用率が高く、特に20代と30代では34%を超える利用率が見られました。これからもスーパーマーケットが主流であり続ける中、ドラッグストアやコンビニの役割も重要です。
情報収集の方法
消費者が食品や日用品の購入時に参考にする情報源としては、「チラシ」が52.9%で最も多く、「店頭POP」が40.9%という結果が得られました。それに対し、若年層ではSNSや口コミサイトの影響を強く受けていることが特筆されます。特に20代から30代では、SNSを通じて集める情報が目立ち、デジタル環境での情報収集が進んでいることが伺えます。
購入時の重視ポイント
食品を購入する際に最も重視されるポイントは「価格の安さ」で、これが78.4%を占めました。また「特売や値引の有無」が52.9%で続き、お得に購入することが多くの消費者にとって重要です。一方で、日用品の場合も「価格の安さ」が70.9%で上位を占めましたが、「ポイントが貯まる」という狙いが45.6%を占める結果に。特に日用品の購入においては、目先の割引ではなく長期的なポイント還元が重視されている印象を受けます。
年代別の傾向
年代別に見ると、価格の安さは各世代で高い支持を受けているものの、年代を重ねるごとに「品質の良さ」の意識が強くなる傾向が明らかになりました。若い世代はコストを重視する一方で、年齢層が上がるにつれて商品の質や安心感を求めがちです。この傾向は日用品においても同様で、使いやすさやパッケージデザインに対する関心は若年層の方が高いことがわかります。
おわりに
今回の調査からは、2025年に向けて消費者の購買行動がどのように変化していくのかが見えてきました。若年層を中心に情報源や価値観の変化が顕著であり、スーパーマーケットやドラッグストアといった購買場所は今後も重要なポイントとなるでしょう。引き続き、消費者の動向を注視して新しい戦略を練ることが求められるでしょう。