大阪・和泉発の地域ブランド「恋バーグ」誕生秘話
大阪府和泉市にある洋食店「きさんじPlus」は、思わぬ転機を迎えました。2026年7月7日、「恋バーグ」という地域ブランドを正式にスタートし、全国にその名を広めることを目指しています。このブランドのコンセプトは、ただの食べ物ではなく、人々の記憶に残る「思い出の一皿」を提供することです。
「恋バーグ」誕生の背景
2023年の初め、大阪府和泉市役所の近くに「きさんじPlus」はオープンしました。しかし、来店客の数は伸び悩み、経営は厳しい状態に。店の代表を務める中原雄一郎は、一時は閉店も考えたそうです。そんな中原は、決意を新たにし、自身の本業を辞めて飲食の世界に全力を注ぐことにしました。会社名も変更し、「食で地域に貢献する」ことを目指し、新たなスタートを切りました。
追求したのは、唯一無二の料理
飲食業に特化することを決めた中原たちは、店舗の特徴を見直し、あえて「きさんじPlusの看板商品」を探す旅に出ました。全国の人気店を訪れ、自らの舌と経験を磨き、最終的にたどり着いたのが「ハンバーグ」でした。
国産牛を使用し、肉の組み合わせや焼き加減、ソースに至るまで徹底的に追求し、何度も試作を重ねてきたのです。そして、開発は2024年8月に本格化し、現在も進化を続けています。「また食べたい」と思われる、一皿を作り出すことが目標です。
支持を得たハンバーグ
ハンバーグを看板商品に据えた結果、多くのお客様から支持を集め、2025年には年間16,000食以上を提供するまでに至りました。この数字は、単なる売上ではなく、お客様との信頼関係を築く証として重要な意味を持っています。
「このハンバーグは、一過性の人気商品に留まるべきではない」。そう考えた中原とスタッフたちは、「恋バーグ」を全国へと広める道を模索し始めました。特に、「噛んだ瞬間、恋に落ちる」というキャッチフレーズはブランド名の原点となり、そのコンセプトがブランドの基盤となっています。
新たな挑戦と展望
2026年7月7日、恋バーグは正式に販売を開始します。店舗では国産牛100%のハンバーグを一つずつ丁寧にこねて焼き上げ、多くの人々に楽しんでもらえるよう工夫を凝らしています。また、冷凍食品としての店頭販売も同時に開始され、さらにはECサイトやギフト商品、ふるさと納税への展開も行う予定です。
しかし、大切なのは単なる冷凍食品の販売ではなく、家族の団らんや特別な人への贈り物としての体験も提供したい。恋バーグは、ただの一品でなく、和泉から全国へ「いつか思い出す一皿」を届けるという挑戦の象徴なのです。
中原雄一郎の想い
「きさんじPlus」をオープンした初期の頃、今日のような展開が予測できていたわけではありませんでした。幅広い苦境を乗り越え、経営を一から見直し、飲食業一本での挑戦が「恋バーグ」の創出に繋がったのです。私が望むのは、単なる人気メニューを作ることではなく、お客様や地域、そして生産者が笑顔になれるような「皆が喜ぶストーリー」を育てていくことです。
恋バーグは、和泉から全国へ新しい地域ブランドを育てるための第一歩です。これからの展開がどうなるのか、非常に楽しみです。