PERSONZが創り出すワンダーランドの魅力に迫る
2023年、PERSONZは結成41周年を迎えました。この特別な年には、23作目のオリジナルアルバム『WHAT A WONDER WONDERLAND』をリリースし、7月から始まった全15本のツアーが9月12日の東京国際フォーラムCホールでのファイナルで幕を閉じました。今回のアルバムは、「不思議の国のアリス」「オズの魔法使い」「眠れる森の美女」などのモチーフを取り入れた楽曲が満載で、彼ら独自のドリーミーな世界観を見事に展開しています。
会場の雰囲気とオープニング
コンサートが始まると、会場が暗転し、アルバムのオープニングトラック「ADVENTURE」が流れてきました。その瞬間、観客は『WHAT A WONDER WONDERLAND』の世界に引き込まれます。赤と黒のトランプ柄の装飾や、緋色の背景幕が印象的なステージで、JILLが「ウェルカム トゥ ワンダーランド!」と声をあげると、場内は熱狂的な歓声に包まれました。演奏が始まると、観客と一体となって楽しむ姿が印象的で、このミュージックジャーニーは始まったばかりです。
ソロパートと観客の盛り上がり
楽器チームが演奏する中、JILLは独特のパフォーマンスを繰り広げます。「ROCK MY HEART」では、カラフルなバルーンを手に観客を沸かせ、迫力満点のギターソロを展開しました。続く「BE HAPPY」では、観客と一緒に歌い、場内はさらに盛り上がりを見せます。このライブは老若男女が一体となり盛り上がる雰囲気があり、PERSONZの独自のパフォーマンス力を再認識させるものでした。
メンバーのメッセージ
途中、メンバーに個々のメッセージが伝えられ、お互いの思いやツアーの感想もシェアされました。ファイナルに向けた思いを語る中で、JILLはアルバムのコンセプトを明かし、今後も新たな音楽を届ける決意を述べました。このような構成が観客の心を掴み、彼らの音楽に込められた想いをより深く感じさせます。
特に印象的な楽曲
ライブでは「BLUE ROSES」などの深いメッセージ性を持った楽曲も披露され、聴く者を惹きつけました。JILLが語った歌の背景には女性へのメッセージが込められており、聴く者の心に響く内容です。また、「HAPPY UNBIRTHDAY」や「MOMENTS」は、美しいビジュアルを感じさせる楽曲で、観客の記憶に留まる瞬間を生み出しました。
クライマックスのパフォーマンス
ライブも終盤に差し掛かると、観客とのやり取りが一層活発になり、JILLは「東京タワーであいましょう」のパフォーマンスで観客を巻き込み、皆を一緒に盛り上がらせます。そして「MAYBE CRAZEE-I Love You-」や「CAN’T STOP THE LOVE」では彼らの持ち味である刺激的なサウンドをテーマに、盛り上がりを最高潮へと引き上げます。
アンコールと未来への展望
アンコールでは、新曲「THAT’S MY TREASURE」を披露し、再び観客を魅了。また、彼らの代表曲「DEAR FRIENDS」では、全員が一体となって熱唱し、感動のフィナーレを迎えました。JILLは次なる47都道府県を回る計画を語り、引き続き彼らの音楽旅が続くことを予感させました。
今回のPERSONZのライブは、ただの音楽体験ではなく、心を満たす特別なワンダーランドへの旅とも言えるものでした。彼らがこれからも新たな音楽の世界を披露してくれることを期待せずにはいられません。彼らの活動から目が離せない日々が続きそうです。