ビクターエンタテインメントが描く2030年の音楽エンタメとは？

音楽エンタテインメントの未来を語る

2024年11月14日に開催されたVIPOアカデミーの「コーポレートリーダーコース」において、ビクターエンタテインメント株式会社の代表取締役、植田勝教社長の講演が行われました。この講演では、同社の未来ビジョンである2030年までの音楽エンタテインメント業界の展望や、これからの取り組みについてお話しいただきました。

コロナ禍を経た音楽市場の再生

コロナ禍の影響で2020年から2022年にかけて、ライブ・エンタメ業界は大きな打撃を受けました。多くのレコード会社が苦境に立たされた中、2023年には音楽市場が過去最高の成長率を記録し、売上も急増しました。この流れの中で、ビクターエンタテインメントは「人の心を豊かに」「夢や感動を創造する」ことをモットーに、音楽エンタテインメントに新たな息吹を吹き込んでいます。

植田社長のビジョン

植田社長は、ビクターエンタテインメントが2030年に目指す姿について熱く語りました。「クリエイティブでありたい」という想いが、同社のボトムラインにあり、音楽業界の新たなトレンドやアーティストを発信する役割を通じて、人々に感動をもたらすことに注力しています。

特に、音楽と技術の融合による新しい体験の提供や、女性アーティストの支援に力を入れている点が強調されました。これにより、より多様な視点から音楽が楽しめるようになることが期待されています。

受講者とのQ&Aセッション

講演の後半では、受講者からの質問に植田社長が直接回答しました。海外展開への取り組みや、人材育成に関する考え方が話題に上がり、特に次世代のリーダーやクリエイターを育てることへの熱意が感じられました。

日本国内に留まらず、グローバルなアプローチも視野に入れているビクターエンタテインメント。同社の今後の展開が音楽業界全体に新しい潮流をもたらすことに期待が寄せられます。

音楽エンタテインメントの復活と未来

新型コロナウイルスによる厳しい時期を乗り越えたビクターエンタテインメントですが、これからのビジョンは一枚岩の安易なものではなく、積極的な改革が求められています。特に、今後はイベント興行の復活を目指し、ファンとの距離をさらに縮める工夫が重要です。

「推し活」など、新しい形のファン活動が収益の拡大に寄与するとも考えられています。その中で、ビクターは自身のブランド力を活かしながら、より多くの人々に音楽を届けられるよう取り組んでいくでしょう。

まとめ

音楽業界のパイオニアとしてのビクターエンタテインメントは、2030年に向けた情熱に満ちた未来を描いています。新しいアーティストの育成や、多様な音楽体験の提供を通じて、より一層豊かで感動的な音楽の世界を創造することを目指しています。音楽市場の未来に興味のある方は、今後のビクターエンタテインメントにぜひ注目してください。