澤村光彩の2nd LIVE『Screen Destruction』レポート
2023年1月19日、澤村光彩(きらり)の待望の2nd LIVE『Screen Destruction』が未来型ライブ劇場harevutaiで開催されました。SNSのフォロワー数は200万人を超え、そんな彼女の魅力が存分に発揮される夜となったのです。キャパシティが前回の倍となるも、チケットは瞬時にソールドアウト。会場の熱気は配信でも伝わるほどでした。
ライブタイトルの『Screen Destruction』には、「スクリーンを破壊し、リアルなパフォーマンスを届けたい」との想いが込められています。配信やSNSでの接触が多い中、リアルの場を大切にする彼女らしい名前です。
開演から圧巻のパフォーマンス
SEが流れると同時にファンの熱い声援が響きわたり、澤村光彩が現れると「2nd LIVE行くぞー!」と場の雰囲気を一気に盛り上げます。「限界ロストワールド」から始まったパフォーマンスは、力強くエネルギッシュ。サビでは観客をハンズクラップで巻き込み、彼女の余裕すら感じさせる見事な演出が印象的でした。
続く「トランジスタ・駄・デカダンス」では、ファンから「最高!」という声が響き、サウンドのサイケデリックさと彼女のキュートさが絶妙に融合。歌い上げる彼女の姿には引き込まれずにはいられない魅力がありました。
新曲「スキャットキャットノイローゼ」と技術力の高さ
MCの後は、TikTokで話題の新曲「スキャットキャットノイローゼ」が披露されました。彼女の一挙手一投足が可愛らしく、キラキラしたオーラが溢れ、観客を魅了します。もちろん、声量や技術力も秀でており、早口のパフレーズでも息切れすることなく歌いこなす様子に拍手が巻き起こります。
一体感あふれる楽曲たち
「憑いていく」ではファンとのコール&レスポンスで一体感を生み出し、「触れて痛い」では魂のこもった感情が音になって響きました。「瘡蓋」では未来への希望を真っ直ぐに歌い上げる姿に多くのファンが感動しました。彼女のパフォーマンスは多彩で、異なるコンセプトを次々と織り交ぜる魅力があります。
新曲のサプライズと感動のフィナーレ
ライブの最後に、「持ち曲が少ないのでラストスパートに入ります」と告げた澤村。それに対するファンからの「もっとやりたい!」という声が響き渡り、彼女は照れ笑いを浮かべ、さらに新曲の存在を明かします。「ほしに誓う」の素晴らしさは格別で、澤村は目の前のファンひとり一人に向けた想いを伝えます。そのパフォーマンスの途中、声を震わせるシーンには多くが心を打たれました。
ライブのフィナーレは「致死量ダーリン」でした。直前の感動を吹き飛ばすようなハイエネルギーが炸裂。澤村のくるりとした動きやツインテールの振りは、まさにパフォーマンスの真骨頂です。
アンコールと今後の期待
本編終了後、自然と湧き起こるアンコールに応え、2025年には東名阪ツアー「Luminis Path」が開催されることが発表されました。このサプライズには会場が大盛り上がり。新曲「スキャットキャットノイローゼ」を再度披露し、その後の「ほしに誓う」は、澤村が秘めた想いを全て吐き出すように感情豊かに歌い上げました。
彼女の全身全霊でのパフォーマンスとファンとの心の交流が、この夜の特別な瞬間となったのです。