和歌山市が財務会計システム更新に向けた情報提供依頼を実施

和歌山市では、現在運用中の財務会計システムの更新を検討しています。このシステムは平成28年度に導入され、平成29年度から本格稼働を始め、令和4年度には機器更新が行われました。これにより、10年目を迎えようとしていることから、今後の運用に向けた次なるステップへと進むことが見込まれています。

更新の目的と背景

新しい財務会計システム（以下「新システム」）の導入は、令和10年度予算編成からの本格稼働を目指しています。市が運用する文書管理や電子決裁システムとの連携を図り、業務のデジタル化や効率化を実現するための重要な取り組みです。この基盤を整えることで、より迅速かつ正確な財務管理が可能となり、市民サービスの向上にも寄与することが期待されています。

情報提供依頼の概要

この度、財務会計システムの更新に関して情報提供依頼（RFI）が行われることとなりました。この依頼では、現行システムの評価や新システムへの要件を確認し、各企業からの導入可否やその費用についての情報を求めています。関心のある企業に対しては、詳細な仕様書や関連資料を提供し、質問を受け付ける体制も整っています。

情報提供に際しては、注意事項がいくつかあります。提供される資料は、情報提供の目的以外には使用できず、提出された情報や書類は返却されないことを確認した上で行う必要があります。また、提案を検討する過程で、後日質問が行われる可能性もあります。

今後のプロセス

情報提供依頼書に記載された内容については、市が想定している要件に基づいたものであり、この要件を参考にしながら参加企業は提案を行っていくことになります。企業は、指定された様式で情報を提出し、市が求めるデータ形式に従う必要があります。これによって、情報の集計や分析作業がスムーズに進むことが期待されています。

ご連絡先

和歌市の財務会計システム更新に関する情報提供依頼についてのお問い合わせは、和歌山市総務局デジタル推進課が窓口となっています。府内外の企業の参加が期待されており、詳細を知りたい方は、電話またはメールにて直接問い合わせることをお勧めします。所在地は、和歌山市七番丁23番地で、電話番号は073-435-1023です。

この取り組みは、和歌山市の行政業務の効率化に寄与するものであり、市民にとってもより良いサービスの実現に向けた第一歩といえるでしょう。今後の進展が楽しみですね。