LUSHの新たなバスボム名称変更
英国のナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)が、バスボム3種の名称を『サーマルウェーブス』『桜日記』『アメリカン・クリーム ボム』から『ダイバーシティ』『エクイティ』『インクルージョン』へと変更しました。この新たな名称は、多様性(ダイバーシティ)、公平性(エクイティ)、包摂性(インクルージョン)を広めるための取り組みの一環です。
背景にある社会的問題
近年、アメリカでは「Don't Say Gay」法案など、人権に関して深刻な問題が浮上しています。これに伴い、多くの企業がDE&I(多様性・公平性・包摂性)プログラムを縮小したり、終了したりする流れが見受けられます。その中で、LUSHはこの言葉の重要性を再認識し、あえて可視化することで積極的にメッセージを発信しているのです。
こうした背景のもと、ラッシュは商品の名称を変更し、全国の店舗やオンラインストアでの販売を開始しました。この取り組みは、今まで権利のために努力してきた人々と連帯する意義も持っています。
LUSHのDE&Iへの取り組み
LUSHはこれまでも、さまざまな社会課題に対して声を上げてきた歴史を持ちます。日本では、2012年からLGBTQ+コミュニティの権利擁護や同性婚の法制化などのためにキャンペーンを続けてきました。さらに、全社員がDE&Iについて学び合い、対話する機会を定期的に設けています。
2020年には、ダイバーシティを重視した環境を整える取り組みを全世界で展開し、日本でも商品名を見直しました。その際には、11種の商品名が変更されるなど、明確なアクションが取られています。
新たに登場するバスボムの特徴
新しいバスボムはそれぞれ、以下のようなコンセプトと香りを大切にしています。
ダイバーシティ(旧:サーマルウェーブス)
価格:¥1,180(税込)
「みんなちがって、だからこそ面白い」というメッセージが込められています。カラフルな渦まきが広がり、水面にアートを描くようデザインされています。香りは、チャンパカアブソリュートのフローラルな甘さと、オーガニックスイートオレンジオイルの爽やかさがブレンドされています。
エクイティ(旧:桜日記)
価格:¥850(税込)
「みんなで一緒に進もう」というテーマが表現されており、咲き誇るフローラルの香りで春の訪れを祝います。ミモザやジャスミン、レモンオイルなど、色とりどりの香りのハーモニーが楽しめます。
インクルージョン(旧:アメリカン・クリーム ボム)
価格:¥850(税込)
「みんながいるから、もっと楽しい」という思想が込められています。ストロベリー風味のミルクシェイクに似た甘い香りが特徴で、保湿成分も配合されています。
LUSHの今後の展望
この取り組みは単なる名前の変更に留まらず、DE&Iの重要性を考えるきっかけにもなります。ラッシュは今後もこれらの言葉を視覚化する活動を続け、先進的な企業としての姿勢を維持していくでしょう。
ラッシュの公式サイトでは、このような活動に関する詳細や他の商品情報が公開されています。ぜひ一度チェックしてみてください。
公式サイト:
LUSH公式サイト
公式オンラインストア:
LUSHオンラインストア
多様性の尊重が求められる現代において、LUSHのメッセージはより多くの人々に届くことでしょう。