マンダムの新たな防腐技術
株式会社マンダムが、人間系企業としての理念の下、生活者の喜びや心を躍らせる製品開発を進めてきました。その中でも特に注目を集めているのが、肌に優しい保湿成分「アルカンジオール」を活用した新しい防腐技術です。これまでの防腐剤に代わる、より低刺激で安全性の高い処方が求められる中、マンダムは2005年に「防腐剤フリー処方」を確立しましたが、さらなる進化を遂げました。
アルカンジオールとは?
アルカンジオールは、ペンチレングリコールやヘキサンジオール、カプリリルグリコールなど、保湿性に優れた多価アルコールの一種です。肌に優しさを保ちながら、抗菌性にも優れていることが特長です。しかし、これまでは真菌に対する抗菌力が完全ではありませんでした。
進化した技術
マンダムはアルカンジオールの一種であるデシレングリコール(C10)と、1,2-ヘプタンジオール(C7)の相乗効果を活かして、真菌に対する抗菌力を強化しました。この技術体系は、特に化粧品にとって重要な防腐剤の強化だけでなく、肌への負担を軽減することに寄与します。実際、C10の抗真菌力が高いことが知られていますが、これを水に溶かしやすくするためにC7を使用することで、その効果を大きく引き出すことに成功しました。
研究結果の詳細
具体的な研究では、C10単独の効果やC7との併用時の効果を比較しました。C10とC7を併用した結果、真菌に対して顕著な抗菌効果が現れたことが確認されました。この時、C10の抗真菌効果がC7によって大幅に向上したことが示されています。また、その効果は従来の防腐剤を使用する場合よりも早く、効果的に発揮されることが明らかになりました。
抗菌メカニズムの解明
C7とC10併用の効果を果たすメカニズムについても研究されました。代表的な真菌の一つであるCandida albicansに対して、膜が損傷する様子や代謝活動が抑制されることが確認され、これらの作用が真菌の死亡につながったと考えられます。
今後の展望
この研究結果により、C10とC7の併用によって、様々な化粧品における防腐剤フリーの可能性が広がることが期待されます。マンダムは、さらなる技術革新を目指し、生活者にとってより優しい製品の開発に力を入れていく予定です。また、業界全体での技術向上や革新にも寄与し、より良い製品を消費者に提供することを目指してゆくでしょう。
結論
肌に優しく、安心して使用できる製品のニーズが高まる中、マンダムの新たな防腐技術はその期待に応えるものです。今後の製品開発に注目が集まります。