新たな価値を創造する京都発スキンケアブランド「Sericy」
京都の伝統工芸である西陣織から生まれたスキンケアブランド「Sericy(セリシー)」が、業界に新たな風を吹き込んでいます。このブランドは、株式会社Seteriaによって発表され、注目すべきはそのベースとなる素材にあります。それは、西陣織の製造過程で生成される副産物「セリシン」です。この成分は、これまで長い期間ほとんど利用されずに廃棄されてきましたが、新たな研究によってその優れた保湿効果が明らかとなり、大注目を浴びています。
セリシンの再活用
西陣織の製造過程では、絹をより美しく見せるために「精錬」という工程が行われます。この際に生じる天然のたんぱく質「セリシン」は、驚くべき保湿効果を持っています。Sericyは、この貴重な副産物をスキンケアに取り入れることで、和装文化の魅力を広めるだけでなく、新たな循環を生み出すことを目指しています。
独自の製品ライン
Sericyの初の製品ラインには、エッセンシャルローション、フェイシャルミルク、ハンドクリームが含まれます。これらの製品は、ただのスキンケア商品ではなく、職人の技術と自然の恵みが融合した結果生まれたものです。すでに、2025年11月11日から先行受注を受け付ける予定であり、多くの人々がその誕生を心待ちにしています。
職人と素材の新しい循環を
Sericyの使命は、伝統工芸の継承を助け、後継者不足という社会課題にも取り組むことです。廃棄されてきた素材に新たな価値を見出し、それを商品化することで、職人の技術や暮らしを未来に繋いでいきます。西陣織の魅力をしっかりと受け継ぐその姿勢は、消費者にも心地良い感覚を与えてくれるでしょう。
ブランドの基本理念
Sericyは、西陣織の技術と現代のニーズを結びつけた新たな試みに挑戦しています。大河内愛加氏が文化起業家として、職人・サカイタカヒロ氏と共に立ち上げたこのブランドは、単なるスキンケア製品を超え、使用することで日本の文化を体感できる商品となっています。
このような新しい取り組みが、より多くの人々に知れ渡っていくことを期待します。今後も見逃がせないブランド、Sericy。ぜひご注目ください。