アリス=紗良・オットの新しい作品
2025年2月7日(金)、実力派ピアニスト、アリス=紗良・オットの最新アルバム『フィールド:ノクターン全集』が音楽の流行に乗ってリリースされます。この新作は、アイルランドの作曲家、ジョン・フィールドによって19世紀に初めて作曲された「ノクターン」を全曲収録したもので、オットの情熱と技術が光る一枚となるでしょう。
アリス=紗良・オットについて
日本とドイツのルーツを持つアリス=紗良・オットは、2008年からドイツ・グラモフォンと契約し、以来数々の名作を発表してきました。彼女の演奏スタイルは、深い音楽性と美しい表現力で多くのファンを魅了しています。今回のアルバムでは、特にフィールドのノクターンに焦点を当て、彼女の技術と感性を最大限に引き出す仕上がりとなっています。
ジョン・フィールドのノクターン
フィールドは、ショパンにも影響を与えた重要な作曲家ですが、その名声は1837年の死後に薄れてしまいました。ノクターンは彼の創造力を示す代表的な作品で、音楽の美しさと情感を伝える特別な形式です。オットが今回録音した18曲のノクターンは、フィールドの音楽の魅力を再発見する絶好の機会を提供します。
オットは「フィールドのノクターンに取り組むことは、私の人生を豊かにしてくれる素晴らしい体験でした。美しさと優雅さに深く影響され、録音を通じてこの作曲家の物語を伝えたい」と語っています。このコメントからも、オットの音楽に対する情熱が伝わってきます。
特別な限定盤もリリース
今回のアルバムは、通常盤と初回限定盤の2形態で発売されます。初回限定盤には4つのミュージック・ビデオが収録されたDVDが封入されており、映像の魅力も楽しめます。映像監督を務めるのは、テノール歌手のアンドリュー・ステイプルズ。視覚でも楽しめる作品として、多くの音楽ファンから注目を集めています。
プレミア公開と映像作品の配信
また、アルバムの発売を記念し、2025年2月7日(金)の22時から「ノクターン 第2番 ハ短調」のミュージック・ビデオがドイツ・グラモフォンの公式YouTubeチャンネルでプレミア公開されます。オット本人もライヴ・チャットに参加し、ファンとの交流を楽しむ予定です。
さらに、2月16日(日)には、『NOCTURNES』(邦題:『アリス=紗良・オットが語り奏でるジョン・フィールドのノクターン集』)という映像作品が、音源配信サービス「ステージプラス」で配信されます。これは、オットが表現するノクターンの世界観を体験できる貴重な機会です。
今後の活動について
アリス=紗良・オットは、2025年6月に来日し、日本各地でのリサイタルを予定しています。仙台、東京、兵庫、名古屋といった全国5都市で演奏を行い、今回のアルバム収録曲を中心としたプログラムを披露します。このツアーもファンにとって見逃せないチャンスとなるでしょう。
音楽の力で人々の心を惹きつけるアリス=紗良・オットの新作『フィールド:ノクターン全集』。ぜひとも予約をお忘れなく。彼女の演奏がもたらす美しい瞬間を、皆さんも体験してみてください。そして、アルバムに込められたフィールドの歴史的な魅力に触れてみてはいかがでしょうか。