オンワードがコスメ・デ・ボーテを完全子会社化し新たな成長戦略を発表

オンワードホールディングスの新たな挑戦

株式会社オンワードホールディングスは、大きなニュースを発表しました。ネイル関連事業を展開する株式会社コスメ・デ・ボーテの全株式を取得し、完全子会社化することが決まりました。これは、同社が掲げる「ONWARD VISION 2030」の一環として位置付けられています。新たな価値観に基づく『ウェルネス領域』の成長を加速する狙いがあるようです。

成長を目指すビューティー事業

コスメ・デ・ボーテ社は、セルフネイル商品などを手掛ける企業で、全国の約7,000店舗にその商品を展開しています。特に注目されるのは、今年で発売10周年を迎えた人気商品の『Gel Me1』です。この商品は、多くのメディアで高評価を得ており、ランキングでも上位に入っています。これは、生活者のニーズをよく捉えた商品であることの証明です。

今後、オンワードはコスメ・デ・ボーテ社と共に、新たなビューティー体験を提供することを目指します。この完全子会社化によって、事業の強化と成長性の向上を実現し、業界内での競争力をさらに高めていく方針です。

グループシナジーの追求

オンワードは、コスメ事業の強化に向けて、同グループに所属するチャコット株式会社や、オーガニックヘアケアブランド『product』を展開する株式会社 KOKOBUYなどとのシナジーを積極的に追求していく意向です。これにより、異なるブランドの強みを生かし、新たな市場を切り開くことが期待されます。

コスメ・デ・ボーテ社を加えることで、オンワードはそのポートフォリオをさらに充実させることになります。このような戦略は、単に企業の成長を目指すだけでなく、消費者にとっても新たな価値を提供する重要なステップといえるでしょう。