王子とDNPの共同輸送
2025-05-14 12:03:04

福島から東京へ!王子ネピアとDNPロジスティクスが共同輸送を開始

福島から東京へ!王子ネピアとDNPロジスティクスが共同輸送を開始



王子ネピア株式会社とDNPロジスティクスが、福島から東京への共同輸送をスタートします。この取り組みは、物流業界が直面する「物流2024年問題」に対処する方法の一つとして注目されています。2024年4月から施行される新しい時間外労働の規制により、トラックドライバーの確保や輸送力が低下する懸念がある中、物流効率の向上が急務となっています。

共同輸送の背景



王子ネピアは、福島県において大人用紙おむつを製造している企業であり、その需要に応じた効率的な輸送方法を探していました。また、DNPロジスティクスも自社の配送トラックの積載率を向上させるために、パートナー企業を必要としていました。そこで、両社は2024年12月より共同輸送の実証実験を実施。結果として、福島から東京へのトラックの台数は年間60台削減され、従来の半分にまで減少しました。これにより、CO2排出量も年間で約50%削減される見込みです。

共同輸送の仕組み



共同輸送では、福島から東京へ向かうトラックの荷台を効率的に使うために、前方に王子ネピアの商品(大人用紙おむつ)を、後方にDNPの商品(包装資材)を積み込む「2段積み」方式を採用。段積ラックを設置して、トラックのスペースを有効活用し、効率よく配送を行います。これは、両社の製品の品質にも影響を与えず、安全な輸送を実現するためのシステムです。

環境への配慮



王子ネピアは、「人と地球に、ここちいい。」というミッションステートメントを掲げ、環境負荷の低減に向けてさまざまな取り組みを行っています。共同輸送により気候変動対策にも寄与することを目指しており、今後も持続可能な商品とサービスの提供を進めていく方針です。

最後に



この共同輸送の開始は、物流業界にとっての新しいモデルケースとなり、他の企業にとっても参考となるでしょう。王子ネピアとDNPロジスティクスは、さらなる環境への取り組みや効率の良い輸送方法を模索し続けることで、未来の物流を支えていく考えです。両社の挑戦に注目し、今後の展開にも期待したいところです。


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