大田区中小企業の新技術が世界を変える！第37回コンクール入賞企業発表

大田区中小企業新製品・新技術コンクールとは？

第37回を迎えた「大田区中小企業新製品・新技術コンクール」が、東京都大田区で開催されました。このコンクールは、大田区内の中小企業が開発した優れた新製品や技術を表彰し、その成果を広くアピールすることを目的としています。主催は大田区と大田区産業振興協会であり、出展者には日刊工業新聞社の後援があります。.

このコンクールは、企業の研究開発や意欲の向上に貢献するため、毎年開催されており、今年も多くの注目を集めました。受賞企業は、今後の販路拡大につながることが期待されています。

入賞企業とその製品

今年のコンクールでは、厳格な審査を経て9社が入賞を果たしました。これらの企業は、革新的な製品や技術を誇り、大田区の中小企業の可能性を示す存在となっています。以下に入賞企業やその製品を詳しく紹介します。

最優秀賞：株式会社丸山製麺

- 製品名：らーめん缶（「醤油らーめん」、「ピリ辛味噌らーめん」）

入賞者の中でも特に注目を集めたのは、丸山製麺の「らーめん缶」。この商品は、業界初の本格的ならーめん缶で、スープに浸しても麺が伸びにくい小麦麺を使用しています。醤油味とピリ辛味噌味の二種類があり、常温で3年間保存可能なため、非常食としても大変優れた製品です。自動販売機での販売にも対応し、いつでも手軽に温かいらーめんを楽しめるのは嬉しいポイントです。

優秀賞：株式会社ICOMA

- 製品名：タタメルバイク

ICOMAが開発した「タタメルバイク」は、収納時にスーツケースのように折りたたむことができる超小型電動バイクです。都市部での短距離移動や観光地での新たな手段として注目されています。コンパクトでありながらも、電動の利便性を兼ね備えたこの製品は、現代のニーズに応えるアイデアが詰まっています。

優秀賞：Shisei Medical株式会社

- 製品名：上肢用揺動訓練装置「ハンドジグリング」

Shisei Medicalによる「ハンドジグリング」は、脳卒中などの後遺症に悩む方々のリハビリ支援を目的とした装置です。手や腕の自然な動作を促し、リズミカルな運動が行えるよう設計されています。これにより、日常生活の中でも無理なく訓練を続けられることが実現されています。

奨励賞受賞企業

他にも多くの企業が奨励賞を受賞しました。これには、株式会社Piezo Sonicの超音波モータ用コントローラや、株式会社ロボットテクニカルセンターのPC遠隔操作溶接ロボットシステム、さらには株式会社ウィズアクアの魚介類飼育システムなど、どれも革新的な技術や製品ばかりです。

開催予定の展示会

入賞企業は、令和7年12月12日に開催予定の展示会「Meet New Solution in TIB 2025」に出展する予定です。展示会では、全国から集まる120社のハードウェアスタートアップや町工場、AI・デザイン関連企業などが参加し、最新の技術や製品を紹介します。入場は無料で、多くの来場者をお待ちしています。