着物再生「絹彩」
2025-11-19 11:53:36

持続可能な着物ファッション「絹彩」──着物再生の取り組みと未来

着物文化の再生と持続可能なファッション



近年、環境問題が大きな注目を集める中、ファッション業界でも持続可能なビジネスモデルの模索が進んでいます。その中で、リユース着物専門店「たんす屋」が展開する「絹彩(きぬいろ)」は、着物再生プロジェクトの旗手として、着物の新しい命を吹き込む取り組みを行っています。

「もったいないBOX」と着物再生プロジェクト



「絹彩」の基盤となる活動が「もったいないBOX」です。この取り組みでは、不要になった着物を回収し、持ち込んだお客様には次回の買い物に使える商品券を提供します。これは着物の再利用を促す応援策であり、お客様に嬉しいメリットを提供しながら、着物文化の循環を促す狙いがあります。

MEGAたんす屋浅草店では、このBOXを設置し、地域の方々から不要な着物を集めています。集まった着物は、次の世代へと受け継がれるための素材として、新たな商品へと生まれ変わるのです。

平塚物流センターでの変革



着物は、ただ古いものとして捨てられるにはあまりにも価値があります。東京ドーム1/3の広さを誇る平塚物流センターに集められた着物は、職人の手によって丁寧に選別され、新しいアイデアをもってアロハシャツ、ガウン、スカートといった一点物のアイテムへと変貌します。汚れや傷みがあるものでも、ハンドメイド用のハギレや小物として再利用され、最後までその命を全うします。

日本文化を世界へ届ける



現在、外国人観光客が増加している中、81歳以上の多くの来店者が絹彩商品に惹かれています。「着物=フォーマル」というイメージにとらわれず、自由な発想から生み出される従来の枠を超えたデザインは、国内外問わず受け入れられています。着物が持つ文化的背景に触れながら、世代や国境を越えて広がる魅力を伝えることができるのです。

「たんす屋」の想い



このプロジェクトを通じて、「たんす屋」は着物に込められた「思い出」を大切にしたいと言います。「着物には思い出がつまっている。だからこそ、最後まで無駄にせず、大切に受け継いでいきたい」というメッセージは、信念として着物文化の継承を続けています。

未来に向けたビジョン



まるやま・京彩グループは、半世紀以上にわたって着物専門店として名を馳せてきましたが、2024年には「鈴乃屋」との経営統合を通じて次世代への着物文化の継承を加速させます。また、SDGsへの貢献として、環境負荷の軽減や教育支援、産学連携による日本文化の普及にも力を入れています。

店舗情報



「絹彩」の商品は、MEGAたんす屋羽田エアポートガーデン店とMEGAたんす屋浅草店で常時取り扱っています。訪れることで、日本の伝統文化に触れ、現代のファッションとして新たな楽しみを発見できます。

店舗名:MEGAたんす屋 羽田エアポートガーデン店
所在地:東京都大田区羽田空港2-7-1 羽田エアポートガーデン内
営業時間:10:00~20:00(年中無休)
TEL:03-6692-5848
詳細はこちら

店舗名:MEGAたんす屋浅草店
所在地:東京都台東区花川戸1-4-1エキミセ7階
営業時間:10:00~20:00
TEL:03-3847-5291
詳細はこちら

リユース着物の新しい可能性を追求しながら、日本の素晴らしい文化をひとりでも多くの人に伝えていきたいという想いが、「絹彩」の核となっています。この取り組みに参加し、共に持続可能な未来を築いていきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: SDGs 着物 絹彩

トピックス(ファッション)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。