彩雲堂の素材を活かした新たなクラフトビール誕生の舞台裏
美味しいものを作る喜びは、素材を大切にすることから始まります。安永元年、島根県松江市の老舗和菓子店、彩雲堂が手掛ける銘菓「よもぎ若草」を基にした新たな試みが、クラフトビール「よもぎ若草セゾン」として誕生しました。このプロジェクトは、松江市の文化や素材を生かし、地域経済を活性化させる「まつえ価値創発事業」の一環として進められています。
異なる業種が生み出した新たな出会い
このユニークな商品は、株式会社ODORIJIの古原徹氏が中心となり、彩雲堂の山口周平社長とともに立ち上げたもの。二人の出会いは2026年2月に開催された「松江観光大使交流会」であり、ここでの対話からこのプロジェクトが生まれました。松江市産よもぎの未活用部分を使ったビールを開発しようと、彼らは真剣に取り組みました。
つながりと思いやりが育んだ素材
「よもぎ若草」に使用されているよもぎは、松江藩7代藩主の時代にさかのぼる歴史的な食材。しかし長年、製造過程で廃棄されていた茎の部分に着目しました。この茎の部分を活かすことにより、彩雲堂は新たな価値を創出しました。松江市の海風を受けながら育った手摘みのよもぎは、その香りと味わいでビールに華やかさと深みを与えています。
なぜクラフトビール?
ODORIJIが開発した「よもぎ若草セゾン」は、さっぱりとした飲み口ながらも、後味にしっかりとよもぎの香りが感じられ、食事との相性も抜群。地域の伝統的な和菓子を、クラフトビールという新しい形で愉しむことができるアイデアは、まさに新たな味覚の探求と言えるでしょう。飲むことで松江の魅力が伝わります。
地域の未来を見据えた事業モデル
また、この商品は単なるビールではなく、地域の文化や素材を最大限に生かした事業の第一歩でもあります。ODORIJIは、今後も松江の魅力を引き出した商品開発を進めていく意向で、地域資源を活かす事業モデルを構築していく予定です。販売計画では、限定480本の「よもぎ若草セゾン」を通信販売や各地のアンテナショップで展開し、商品の反響を見ながら定番化を模索しています。
おまっちぇとともに松江の魅力を発信
このビールのパッケージには、松江市のPRキャラクター「おまっちぇ」のデザインが施されることも注目ポイントです。商品の販売を通じて、松江の文化や歴史を広め、地域への還元も期待されています。
体験とは
新たに誕生した「よもぎ若草セゾン」は、素材に対する敬意と地域の人々とのつながりを感じる一杯です。商品を味わうことで、松江の美しい風景や文化を思い起こす体験ができるでしょう。クラフトビールはただの飲み物ではなく、地域の物語を語る媒体なのです。このビールを通じて、もっと多くの人たちが松江の魅力に気付き、関心を持つきっかけとなることを願っています。
今後の展開に期待
「よもぎ若草セゾン」は、2026年7月下旬からの展開予定で、松江の魅力を全国に届ける新しい架け橋となることでしょう。いち早く味わいたい方は、自社通販サイトをチェックしてみてください。このプロジェクトが生み出した新たな価値が、今後の展開にも大きな影響を与えること間違いなしです。松江の良さをもっと多くの方に感じてもらうために、この商品がどう広がっていくのかが楽しみです。