再演『虫めづる姫君』
2025-06-18 12:47:21

平安を舞台にした小学生向けオリジナル舞台『虫めづる姫君』が再演決定

再演が決定した注目の舞台『虫めづる姫君』



2025年6月20日と21日、東京文化会館にて、平安時代を舞台にしたシアター・デビュー・プログラムの再演『虫めづる姫君』が行われます。この舞台は、小学生向けに特別に企画されたもので、昨年2022年の初演時に高い評価を得て、音楽作品における創造性と革新性を評価される「YAMawards」にノミネートされた実績があります。

平安時代の風変わりな姫君の物語


各公演の中でセットされた舞台は、平安時代の短編集「堤中納言物語」からインスパイアを受けた作品です。物語の中心となるのは、虫を愛する一風変わった姫君。彼女は普通の姫君とは異なり、花や蝶を愛する美しさよりも虫への愛情を持っているチャーミングなキャラクターです。侍女たちや貴族の殿方からは不思議がられ、時にはからかわれることも。しかし、姫君はその全てに対して驚くほど無関心。彼女の不思議な魅力に引き込まれた観客たちは、物語を通じて、ユニークな視点での愛と友情の物語に触れることができます。

この舞台では、我妻恵美子が演出・振付を担当し、音楽監督を務める加藤昌則が創作した独特な音楽と舞踏が融合しています。舞踏家として25年以上のキャリアを持つ我妻と、洗練された音楽家である加藤が描く新たな平安絵巻の世界を存分に楽しむことができます。

クラシック音楽と舞踏の新たな楽しみ方


この作品の特徴は、古典のクラシック音楽と日本独自の舞踏スタイルである舞踏が絶妙に組み合わさっている点です。演奏される曲目には、J.S.バッハやモーツァルトなどの名曲が多数含まれており、誰もが耳にしたことのある曲が物語と緊密にリンクしています。観客は音楽によって、更に話の世界に引き込まれることでしょう。

また、音楽と舞踏の調和は、この作品の大きな魅力の一つです。舞踏という視覚芸術と、音楽という聴覚芸術が互いに刺激し合い、観客に新たな感覚体験を提供します。特に平安時代から現代社会に至るまでの性のあり方を表現したシーンに注目していただきたいです。

公演概要とチケット情報


公演は6月20日(金)19:00開演、21日(土)14:00開演。会場は東京文化会館小ホールで、各回30分前に開場します。チケットは、S席3,300円、A席2,200円、小中学生1,100円で販売中。対象年齢の参加者には年齢確認が必要となる場合がありますのでご注意ください。

この特別な舞台体験を通じて、青少年の心に残る思い出を作る機会です。音楽と舞踏による立体的な表現を楽しむこの作品に、ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいです。クラシック音楽と舞踏の新たな融合を楽しむ『虫めづる姫君』の再演をお見逃しなく!


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