福岡市とロッテ、健康的な咀嚼力向上を目指す協定を締結

福岡市とロッテ、咀嚼力向上に向けた新たな一歩

2025年10月22日、福岡市役所で行われた記者会見にて、福岡市、福岡市歯科医師会、株式会社ロッテの三者が「市民の咀嚼力向上事業推進にかかる協定」を締結しました。近年、咀嚼力が健康と深い関係にあることが注目されていますが、これを更に推進する取り組みが始まります。

協定の背景と目的

この協定は、福岡市が「人生100年時代」を迎え、国民の健康寿命を延ばすことを目指している中でのものです。咀嚼力は、栄養の摂取や口腔の健康に大きく影響を与えます。ロッテは1948年の創業以来、噛むことの重要性やキシリトールの利点を広める活動を続けており、今回の協定によって、今後ますます多くの福岡市民にその知識を届けることとしています。

協定締結の主な内容には、「噛むこと」の重要性、口腔機能の維持向上に向けた知識の普及、福岡市が実施する咀嚼力向上事業などが含まれています。市民の健康的な生活を実現するために、これらの活動が計画されています。

今後の取り組み

具体的な施策として、11月1日から福岡市内各所で「噛む活オリジナルガム」の配布が開始されます。このガムは、咀嚼することを促進し、楽しみながら健康状態を改善することを目的としています。また、11月25日からは、近隣の歯科医院で「咀嚼チェックガム」を利用した咀嚼力チェックも開始され、自分の噛む力を確認するチャンスが提供されます。

さらに、12月上旬以降、市内の小売店にて噛む活に関するポップが展開され、コンビニエンスストアでもガムを手に取るきっかけが増えます。これに加え、歯科医師が講座を開くなど、多角的な健康啓発活動が行われます。

キックオフイベント

この取り組みを記念して、11月1日（土）には「噛む活FUKUOKAキックオフイベント」が天神で開催されます。会場では、噛むことに関するトークショーやオリジナルガムの配布、咀嚼測定ブースなど、参加者が楽しみながら学べる内容が盛りだくさんです。

市長の高島宗一郎氏や福岡市歯科医師会の吉兼透会長、ロッテ九州統括支店の中村貴宏氏も出席し、健康をテーマにしたトークが行われます。多くの市民の皆さんに健康的な暮らしを促進するこの機会を是非お見逃しなく！