最近、福岡市に位置する株式会社ヴェントゥーノが、海藻からの新しい美容素材として注目されている「メカブ抽出エキス」の研究成果を発表しました。このエキスは、細胞培養試験を通じて、正常ヒト皮膚線維芽細胞と正常ヒト表皮角化細胞に対して驚くべき細胞賦活性を示したのです。
メカブの魅力
メカブとは、ワカメの根もとに位置する新芽部分であり、ビタミンやミネラルが豊富に含まれることから「海のスーパーフード」として知られています。健康や美容に関する利点が豊富で、特にフコイダンという成分が、肌の保湿や弾力性の維持に重要な役割を果たします。ヴェントゥーノは、このフコイダンに着目し、1990年の設立以来、様々な研究を展開してきました。
研究の概要
今回の研究では、メカブ抽出エキスの濃度を6.25から200 μg/mLまで変化させ、その際の細胞生存率を比較。結果、すべての濃度において正常ヒト皮膚線維芽細胞の生存率が、有意に増加したことが確認されました。最大で20%もの増加を示し、これは非常に高い数値です。
細胞の健康を支える
さらに、正常ヒト表皮角化細胞についても同様のテストが行われ、こちらも最大で40%の生存率の向上が見られました。これにより、メカブ由来エキスは皮膚の保湿、弾力性の維持、さらにはバリア機能の強化に寄与する可能性が高いことが示唆されます。
未来への期待
ヴェントゥーノは今後も研究を続け、美容と健康を支える製品開発を推進するとともに、社会課題への解決策を見出していくとのことです。メカブ抽出エキスの可能性は、私たちの美容ケアに新たな風をもたらすことでしょう。
以上のような研究結果は、メカブがもたらす美容効果に対する期待感を高め、今後の製品への応用が待たれるところです。美しく健康な肌を求めるすべての人にとって、非常に嬉しいニュースとなるでしょう。ヴェントゥーノの今後の動向に、ぜひご注目ください!