捨てない傘の文化
2025-09-24 08:56:25

静岡の伝統を受け継ぐ傘屋が挑む「捨てない傘」文化の創造

静岡の古き良き伝統を未来へ紡ぐ取り組み


日本では、毎年数千万本もの傘が廃棄され、その環境負荷は無視できない問題となっています。しかし、静岡県に拠点を置く株式会社藤田屋は、ただ"傘を使う"のではなく、"長く大切に使う"という新しい文化を築くべく新たな期待を抱く取り組みを発表しました。

応援の手を差し伸べる新プロジェクト


藤田屋は2025年度から、「捨てない傘」の文化を促進するために、二つの重要な施策を展開します。
1. セミオーダー日傘:静岡の伝統工芸を取り入れた日傘を扱い、着物・浴衣をリメイクしたものも提供予定(EC受付は2025年8月から)。
2. 新ブランド「WEATHER LIFE」:2026年3月に、新たな雨晴兼用の傘ブランドを立ち上げ、最高水準の機能を兼ね備えた製品を提供します。

これに伴い、藤田屋は供給者としての責任を果たしつつ、地域の文化や技術の継承にも寄与することを目指しています。

セミオーダー日傘「仁心 - nico -」の魅力


藤田屋が注目される理由の一つが、彼らのセミオーダー日傘「仁心 - nico -」です。これは、日本でも数少ない傘職人が手掛け、静岡の伝統工芸を用いて仕立てられた傘です。職人の母の名の一字を取った「仁心」という名は、思いやりと愛情を意味します。

静岡の伝統工芸を体現


藤田屋の傘は、静岡の豊かな文化と歴史に根ざしたデザインが特徴です。具体的には、遠州の染織や静岡挽物、駿河蒔絵と呼ばれる技法が一つの傘の中に結集されています。これにより、それぞれの傘には独自の魅力とストーリーが付加され、単なる道具としてではなく、持ち主の個性を表現するアイテムとしての価値を持っています。

地域の職人による製作


これらのセミオーダー傘は、全て一人の職人が手掛けるため、全体の調和が取れた仕上がりになっています。一般的に多くの傘は分業で製造されていますが、藤田屋はそのプロセスを一貫して行います。品質の高さがここにあります。

新ブランド「WEATHER LIFE」の魅力


さらに注目すべきは、新ブランド「WEATHER LIFE」です。このブランドは、愛着をもって長く使える傘の誕生を目指し、様々なライフスタイルに寄り添うデザインと機能性を兼ね備えた製品を展開します。

機能性とデザインの両立


「WEATHER LIFE」では、撥水性の高い素材を使用し、UVカットや遮光機能も完備します。誰でも使いやすいシンプルなデザインで、男女問わず幅広い世代に対応。どんなTPOでも使いやすい傘を目指しています。

クラウドファンディングでの支援を呼びかけ


これらの取り組みは、2025年9月30日から始まるクラウドファンディングによって、より多くの人々に支援を呼びかけています。傘が単なる道具からライフスタイルを豊かにするアイテムへと変わる時代。ぜひ藤田屋の挑戦を応援してみてはいかがでしょうか。公式サイトでは、プロジェクトの詳細も紹介されています。 プロジェクトの詳細はこちら

まとめ


今年で創業から106年を迎える藤田屋は、静岡の伝統的な技術を生かしつつ、現代のニーズに合った製品を提供し続けています。捨てない傘の文化を創るための挑戦に、今後も注目が集まることでしょう。


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