地域の特産品を活かした新たな飲み物『とまと甘酒』登場

流通科学大学とレッドホースコーポレーションが協力し、地域の魅力を引き出す取り組みから生まれたのが『とまと甘酒』です。この新しい特産品は兵庫県小野市のふるさと納税返礼品として登録され、地域創生に向けた大きな一歩となりました。

特産品認知拡大プロジェクトの一環

このプロジェクトは、西村典芳教授のゼミと小野市が連携して行ったものです。小野市は新鮮な農産物が豊富で、地域の特性を活かした商品開発が進められています。流通科学大学のゼミ生たちは、実際に地域の農業体験を通じてトマトの魅力を知り、それを元に『さくらんぼ甘酒』の開発を行いました。

地元産のトマト使用の魅力

『とまと甘酒』は、小野市産の山田錦を使用した米麹に、地元の女性農家NAKAGAWA FARMのトマトを合わせた商品で、トマトの自然な甘みや酸味が感じられるように仕上げられています。この飲み物はすっきりとした味わいが特徴で、多くの人に愛されることを目指しています。

昨年11月に流通科学大学で実施したテストマーケティングや、12月の『小野ハーフマラソン』の際にも大好評を博し、完売を記録しました。

健康指向の方にもおすすめ

最近、米麹甘酒はその健康効果が注目を集めています。『とまと甘酒』はアルコールフリーで、子供から大人まで飲むことができ、スポーツ後にも手軽に楽しむことができます。また、スパウトパウチに入れており、アレンジもさまざまに可能なので、日常的に取り入れやすい点も魅力的です。

ふるさと納税での寄附受付開始

6月からは、小野市のふるさと納税返礼品として、楽天ふるさと納税を始めとする合計8サイトで寄附受付がスタートしました。今後は、NAKAGAWA FARMの販売所でも取り扱われる予定です。

地域活性化に向けた取り組み

流通科学大学の西村ゼミでは、今年度も引き続き『とまと甘酒』の販売促進に重点を置き、学生たちは商品の流通までの流れを学んでいく予定です。地域の農産物に関する知識を深め、持続可能な開発目標（SDGs）に基づく商品作りを通じて、新たな価値を生み出していきます。

学生たちの成長と地域への貢献

流通科学大学の西村教授は、学生たちが自分たちで開発した商品を通じて、消費者との直接の接点を持つことが貴重な学びであると話します。特に留学生たちにとっては、日本の食文化に触れられる貴重な機会となっています。

NAKAGAWA FARMの中河代表も、地元の魅力を発信できることに喜びを感じており、地域との共生を大切にしながら活動していく意向を表明しています。