日本初!味の素が手がける食事用栄養プロファイリングシステムとは?
味の素グループが開発した食事用の栄養プロファイリングシステム「ANPS-Meal(The Ajinomoto Group Nutrient Profiling System for Japanese Meals)」は、日本国内において初めての試みです。このシステムは、栄養価値を科学的に評価し、食品の栄養面での品質を明確に示すことを目的としています。近年、世界各国で増加している栄養に関する関心に応える形で、国際的な学術誌「Frontiers in Nutrition」にもその成果が発表されました。
なぜ栄養プロファイリングシステムが必要なのか?
私たちの食生活は多様で、特に日本では複数の料理を組み合わせた食事が一般的です。味の素グループは、これまでにも食品に内在する栄養素をスコアで可視化する独自のNPS(栄養プロファイリングシステム)を開発してきましたが、日本の食文化に特化したANPS-Mealが必要であると考えました。これにより、各料理が持つ栄養価を評価し、健康的かつバランスの取れた献立作りを補助することが可能になります。
ANPS-Mealの主な特徴
ANPS-Mealは、以下の4つの評価項目を基に設計されています。
1.
たんぱく質
2.
野菜量
3.
飽和脂肪酸
4.
ナトリウム
これらの項目に基づいて、一食全体の栄養価が簡単に評価できるため、多忙な現代人にとって非常に実用的です。また、このシステムは、味の素が提唱する「妥協なき栄養」のアプローチを支えるツールともなり、減塩、たんぱく質摂取推進、減糖、減脂、野菜摂取を促進する業務に役立ちます。
今後の展望
ANPS-Mealは、ただの評価システムにとどまらず、健康的な食事の提案を行う「未来献立®」や、企業横断プロジェクト「ツジツマシアワセ®」にも活用される予定です。「ツジツマシアワセ®」プロジェクトでは、一定の期間で栄養バランスを整えることを推奨し、国民の健康寿命の延伸を目指します。
味の素グループは2030年までに、10億人の健康寿命を延ばすことをビジョンとしており、引き続き「妥協なき栄養」をテーマに、より多くの人々の健康で快適な生活に寄与していく方針です。このように、ANPS-Mealは健康的な食生活を支えるための重要なステップであり、私たち一人ひとりが実践できる栄養面でのサポートとなるのです。
まとめ
味の素グループが開発したANPS-Mealは、私たちの食生活に新たな価値をもたらすものです。栄養に対する科学的なアプローチが、健康的なライフスタイルを後押しし、日々の食事選びの参考となることでしょう。栄養バランスの重要性を再認識し、健康で豊かな食生活を実現していきましょう。