久留女木の棚田で綿花収穫イベント開催！地域と織物業の融合を体感しよう

久留女木の棚田と遠州織物プロジェクトの魅力

2023年11月8日（土）に、浜松市の久留女木地域で綿花の収穫体験イベントが行われます。このイベントは、株式会社HUISと久留女木地域振興協議会による「久留女木の棚田×遠州織物プロジェクト」の一環として開催され、地域の伝統産業である遠州織物と棚田の魅力を広めることを目的としています。昨年のイベントを経て、今年はさらに多彩なプログラムが用意されています。

プロジェクトの背景

久留女木の棚田は、過去には多くの綿花が栽培されていた美しい地域です。しかし、休耕田や耕作放棄地の増加が懸念されています。そこで、地域振興協議会が設立され、地元企業との連携を通じて棚田の保全と活用を図るプロジェクトが始まりました。これに参与するのが、遠州織物を扱うアパレルブランド「HUIS」です。

HUISは、遠州産地で織られた特別な風合いを持つ生地を使用しており、様々なアパレル製品を展開しています。2025年春には、収穫した綿を15%含む洋服の販売を予定しており、昨年リリースした製品は数日で完売しています。このように、地域資源を活用した商品展開が地域経済に大きな影響をもたらしています。

収穫体験の内容

このイベントでは、参加者が綿の収穫や種取りの体験を行うほか、糸紡ぎ体験も楽しめます。さまざまな方々が集まり、地元農家や関係者とともに作業を行いながら、繊維業への理解を深めていく機会となるでしょう。特に、地域の次世代を担う子供たちにとって、地元産業への関心を高め、誇りを持つきっかけとなることが期待されています。

地元とのつながり

イベントには、地元の農家やHUISの関係者、一般参加者など多くの人々が集まります。また、今年度新たに開始されたお米の生産委託事業の様子も報告される予定です。このような取り組みを通じて、地域の産業と環境保全が進められています。

今後、久留女木地域振興協議会は、棚田サミット2026を企画中で、地域の魅力をさらに広める活動を行っています。外部耕作者グループ「竜宮小僧の会」も参加し、地域おこしに貢献しています。