さくら構造が挑む新たなスイーツの世界
北海道札幌市に本社を置くさくら構造株式会社は、スイーツ市場に新たな風を吹き込む計画を発表しました。2025年11月から、本社併設のカフェ「SAKURA VILLAGE CAFE」にて、構造設計をテーマにした数量限定の“構造設計スイーツ”を販売します。この取り組みは、建築の専門知識を持たない一般の人々にも構造設計の楽しさを知ってもらうことを目的としています。
構造設計スイーツのメニュー紹介
免震プリン
このスイーツの主役である「免震プリン」は、地震対策として知られる免震構造をテーマにしています。このプリンは、地面と建物の間に「アイソレーター」と呼ばれるクッションを設けることで、地震の影響を軽減する仕組みを模したものです。デザインは驚くほどユニーク。
超高密度プリンが土台となり、その上に積み重ねられたパイ、クリーム、アイスが形成するタワーは、まさに建築物そのもの。ホールスタッフが運ぶ際には緊張が高まり、タワーが崩れるかどうかを見守るスリルある体験が待っています。食べることが難しいものを食べることで、自分がその免震機構を体験しているかのような感覚を楽しむことができます。
地盤調査ドリンク
次に紹介するのは「地盤調査ドリンク」。地盤調査とは、土地の特性や耐久性を調べ、建物の安全性を確保するための重要なプロセス。このドリンクは、実際の地下の地層を再現した創作で、見た目にもこだわっています。具体的には、盛土層を模したフォームミルク、細砂層としてのエスプレッソ、シルト層のようなミルクシェイク、最後に砂礫層のオレオとチョコチップが見事に重なります。これらの層が飲む際にどのように感じられるのかは、五感で楽しむことができる新体験です。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、構造設計者の存在を知ってもらい、彼らが担っている重要な役割を認識してもらうために立ち上がりました。多くの人々が構造設計の重要性を理解していない中で、さくら構造は、建物が安全であることの礎となる構造設計の楽しさとその意義を広めたいと考えています。実際の建物が地震に耐える重要性は、震度6や7の地震が起きたときこそ実感されるものですが、それまでのプロセスや自由な発想から生まれる楽しさを知ってもらうことは大切です。
カフェの魅力
「SAKURA VILLAGE CAFE」では、学生や業界関係者の交流を促進するためのスペースも提供されています。店内はリラックスできるテーブル席や快適なカウンター席を備え、Wi-Fiや電源も完備しており、仕事や勉強に集中できる環境が整っています。また、お子様連れでも安心して利用できる設備が揃っているため、幅広い世代が楽しめる場所です。平日は火曜と水曜の14:00から20:00までの時間帯のみの営業ですが、1日5食の限定メニューを楽しむことができます。
まとめ
さくら構造が贈る「耐震