群馬県の脱炭素取り組みへ、いちご農業が大きく貢献!
最近、GNホールディングスの傘下である農業法人・mino-lioが、群馬県が推進する「ぐんま脱炭素ブランディング事業」に参加することが発表されました。この取り組みは、群馬県内の製造や流通業者が温室効果ガスを削減することを目的としており、いちごの生産でも大きな変革をもたらすことを期待されています。
ぐるりいちごのデカボスコア導入
具体的には、mino-lioが販売する「ぐるりいちご(150g)」に対して、デカボスコアという環境配慮型の指標を導入しました。この指標を使うことで、いちごの原材料調達から製造・流通・消費、さらには廃棄までのすべての過程におけるCO2排出量が可視化されるようになりました。これにより、消費者は自分が購入するいちごがいかに環境にやさしいかを簡単に理解できるようになります。
特に、ぐるりいちごのCO2e排出量は651gであり、一般的ないちご(895g)と比較して27%の削減を達成しています。この検証結果は、いちごの栽培過程におけるエネルギー効率化や、資材および流通工程における環境配慮型の取り組みによって実現されたものです。
持続可能な地域農業の推進
今回の取り組みを通じてmino-lioは、持続可能な地域農業の確立にも貢献していく方針です。今後は群馬県内での生産・流通・消費・廃棄に至るまでの全行程の環境負荷を定量的に評価し、脱炭素社会の実現に向けた具体的な施策を展開していく予定です。
また、自治体や地域企業、さらには教育機関との連携を強化し、「ぐんま発」の脱炭素ブランディングを進めることも視野に入れています。このように、地域全体で取り組むことで、一層の効果を発揮できると期待されています。
デカボスコアとは?
デカボスコアは、Earth hacksが提供する環境に配慮した製品やサービスの可視化指標です。これにより、消費者は製品のCO2排出量を簡単に比較でき、環境への貢献度を一目で理解できます。自社商品にこの指標を導入したことにより、mino-lioは環境に対する責任感をさらに強めています。
まとめ
今後もmino-lioは、地域の農産物の環境価値を高め、持続可能性を追求することが期待されています。CO2e排出量の可視化を進めながら、地域経済と環境価値の両立を目指し、消費者や事業者、行政と一体で脱炭素の取り組みを進めていくことでしょう。群馬県の脱炭素への取り組みは、全国のモデルケースとなりうるかもしれません。