シプリアン・カツァリス来日公演のご案内
フランス生まれの技巧派ピアニスト、シプリアン・カツァリスが2025年に日本に再び登場します。今年は彼の初来日から40年という節目の年。日本の音楽ファンにとって待望のこのイベントは、10月21日(火)に大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスで開催されます。主催はLEGAREと大阪音楽大学付属音楽院です。
チケット情報
公演のチケットは、6月13日(金)10時からカンフェティにて販売開始です。ぜひ早めのご購入をお勧めします。購入は公式ホームページから可能です。
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シプリアン・カツァリスとは
カツァリスは、その卓越した技術から「鍵盤の魔術師」として広く知られています。1985年に初来日を果たし、それ以来日本の音楽界でも名を馳せています。特に、NHKのピアノ番組「ショパンを弾く」での彼の姿は、多くの視聴者の心に刻まれています。
リサイタルプログラム
今回の公演では、特にショパンとリストの作品がメインのテーマになります。第一部では、カツァリスが今まで録音せず生演奏でしか聴けない貴重なショパンのマズルカを一挙に演奏。これらは、ポーランドの民族舞踊として知られる3拍子の舞曲で、リズム感とメロディが絶妙に融合しています。さらに、ピアノ学生たちの憧れの一曲、ショパンの「英雄ポロネーズ」も披露される予定です。
第二部はリストの魅力的な楽曲に焦点を当てます。特に『ピアノとオーケストラのためのハンガリー幻想曲 S123』は、カツァリスの技量が際立つフィナーレに仕上がっており、聴衆を圧倒することでしょう。哀愁漂う旋律とダイナミックなオーケストラとの掛け合いは、まさに圧巻です。
リサイタルのプログラムは以下の通りです:
第一部 ショパン
- - ラルゴ変ホ長調
- - マズルカ Op.33, Op.64, Op.67
- - ポロネーズ イ長調 「軍隊」 Op.40-1
- - ポロネーズ 変イ長調 「英雄」 Op.53 他
第二部 リスト
- - ハンガリー狂詩曲 第3番 変ロ長調 S244-3
- - ハンガリー狂詩曲 第5番 ホ短調 S244-5
- - ピアノとオーケストラのためのハンガリー幻想曲 S123 他
大阪公演詳細
- - 日時:2025年10月21日(火) 18:30開場/19:00開演
- - 会場:大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス (大阪府豊中市庄内西町1丁目7-12)
- - 料金:
一般 5,000円
学生 3,000円 (全席指定・税込)
※4歳から入場可能
カツァリスの経歴
シプリアン・カツァリスは、1951年にマルセイユに生まれ、4歳からピアノを学び始めました。パリ音楽院を卒業後、数々の国際音楽コンクールで受賞し、今や世界中のオーケストラと共演するなど、その名声は不動のものとなっています。1984年には、ベートーヴェンの「交響曲第九番」のリスト編曲版で「レコード・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。また、日本では1992年にNHKと共同制作したショパンのマスタークラスでのオリジナリティ溢れる指導が話題となりました。
カツァリスは、これからも彼の音楽を通して多くの人に感動を与え続けることでしょう。ぜひ、彼の音楽の世界に触れる機会をお見逃しなく!