勇心酒造、知的財産活用表彰で栄誉を授かる
香川県綾歌郡の勇心酒造株式会社は、今月開催された日本弁理士会主催の「知的財産活用表彰」において、大賞を受賞したことが発表されました。この受賞は、企業の知的財産戦略における重要な成果の一つとして評価され、特に革新的な発酵技術に基づくライスパワー®エキスが大きく関与しています。
ライスパワー®エキスとは?
勇心酒造の5代目社長・徳山孝が秘めたお米の力に着目し、長年の研究を経て生まれたライスパワー®エキス。国産米100%を使用し、先端技術である「日本型バイオ®」を駆使して発酵させることで、お米の力を引き出し、人体に有用な効果が確認されたエキスです。これまでに36種類のライスパワーエキスが開発され、その中の14種類は実用化されています。
この技術は、酒造りの歴史を誇る勇心酒造ならではの独自の発展であり、過去には70件以上の特許が取得され、積極的に知的財産を活用したビジネス展開が行われてきました。
知的財産活用表彰の意義
日本弁理士会による知的財産活用表彰は、2014年度から行われており、知的資産経営に取り組む企業を対象にしたものです。勇心酒造の受賞は、同社が発明やブランド、デザインといった知的財産を活用し、革新を続けてきた証。一企業の努力が業界内外で認められたことで、今後のさらなる成長への期待も寄せられています。
未来に向けた挑戦
勇心酒造は、知的財産の活用を通じて持続可能な社会の実現に向け、引き続き革新を続けていく所存です。このような活動によって、より多くの人にライスパワーの恩恵を届けることを使命としています。
会社の軌跡
1854年に創業した勇心酒造は、長い歴史を有しています。お米の可能性を信じ、研究・開発を続ける同社は、製品に込められた想いとともに日本酒だけでなく、ライスパワーエキスを活用した製品を多方面へ展開しています。これからもお米の持つ自然の力を信じ、真摯にものづくりに取り組んでいくでしょう。
この受賞は、勇心酒造が歩んできた道のりとその哲学を象徴するものであり、未来に向かってさらなる飛躍を遂げるための第一歩となりました。