槇原敬之の特別公演がWOWOWプラスで独占放送！撮影裏話も公開

槇原敬之の特別公演がWOWOWプラスで放送決定

2025年9月28日、槇原敬之の特別公演「Buppu Label 15th Anniversary “Showcase the Live!”」がWOWOWプラスで独占放送されます。この特別な放送に先立ち、映像制作の密着レポートが公開されました。このレポートでは、松井菜穂さん（WOWOWディレクター・プロデューサー）と勝田正志さん（撮影監督）がどのようにこの特別公演の撮影を行ったのか、その舞台裏を探ります。

撮影の舞台裏に迫る

公演の撮影に密着した制作チームは、約1か月半の間、詳細な作業を進めていました。特に松井さんの担当するオフライン編集は、16人のカメラマンが撮影した映像素材を一つにまとめる非常に重要な工程です。映像の構成を決めるこの段階では、彼女が全てを一手に引き受けることで、作品が独自の雰囲気を持つことが可能になりました。松井さんは「世に出ているものと比較して不安になるので、そういったものは見ない」と語ります。この哲学こそが、彼女の映像に真のオリジナリティを与えているのです。

編集作業の難しさ

オフライン編集の後、さらなる作業としてカラコレ（色補正）や音声の調整などが行われます。これらはポストプロダクションと呼ばれ、映像をより洗練させるための重要な工程です。この過程に立ち会った筆者は、実際の作業を目の当たりにし、その緻密さに感動しました。スタジオには大型モニターが設置され、清田直登さん（オンラインエディター）というプロが彩度や明度を調整し、藤木智次郎さん（オンラインエディター／コンポジター）が曲タイトルのテロップを作成していました。

松井さんのこだわり

松井さんは「意味のないカットはない」と言い切ります。その指示は、照明の調整からカットの選定まで具体的で、彼女のビジョンがどれだけ明確であるかを示しています。映像制作における彼女のプロフェッショナリズムは、制作チーム全員の作業を円滑に進める要素になっています。特に、槇原さんのパフォーマンスを引き立てるためには、色の調整が多岐にわたることが求められます。

音楽と映像の調和

松井さんの映像には独特のストーリー性がありながら、カメラワークやカットの長さにより、視聴者に深いメッセージを届けます。通常、多くの映像作品は音楽に合わせて切り替えるものが多い中で、松井さんの映像はストーリーを重視し、舞台を観るような感覚を取り入れています。これは、槇原さんのバンドメンバーや彼のパフォーマンスをより魅力的に映し出す結果となり、観る人々に新たな体験を提供します。