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花王、全ESG指数の継続選定でサステナビリティを発信

花王が全ESG指数に継続選定

花王株式会社（社長・長谷部佳宏）は、国内の厚生年金や国民年金の積立金を管理する世界最大の年金積立金管理運用法人である年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）から、日本企業向けの全てのESG指数の構成銘柄に連続して選出されることが決定しました。この選定によって、花王のサステナビリティに対する取り組みが改めて評価されることとなり、世界の投資家からの信頼を得る一助となっています。

GPIFが選定したESG指数

選ばれたESG指数には、以下のようなものがあります。

- MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数
- MSCI日本株女性活躍指数（WIN）
- FTSE Blossom Japan Index
- FTSE Blossom Japan Sector Relative Index
- S&P/JPX カーボン・エフィシエント指数
- Morningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数

これらの指数は、企業の環境・社会・ガバナンス（ESG）への取り組みを評価する重要な基準として、世界中の機関投資家から幅広く利用されています。

MSCI系指数の特徴

特に、MSCI社が運用する「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」と「MSCI日本株女性活躍指数」は、企業のESG評価に優れた企業を選定するためのダイナミックな指標です。これらの指標は、ESGへの取り組みが際立った企業に焦点を当てているため、投資家にとって非常に有益な情報源となっています。

FTSE系指数の意義

また、FTSE Russellが提供する「FTSE Blossom Japan Index」や「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」も、日本の企業が持続可能な開発目標（SDGs）にどのように貢献しているかを示す重要な指標です。これらの指標は、企業がESGについての優れた取り組みを行っているかを評価し、将来の投資先としての価値を示しています。

環境への配慮

S&P/JPXカーボン・エフィシエント指数では、日本の株式市場の動向を反映した環境情報を重視しています。この指数は、企業の炭素効率性に注目し、持続可能な成長を目指す企業を高く評価します。

ジェンダー多様性

さらに、Morningstarの「日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数」は、企業がジェンダー平等にどれだけ貢献しているかを示す重要な指標の一つです。ジェンダー・イクオリティの概念が、企業の成長にどのように寄与するかを見極める基準となります。

花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」

花王は130年以上にわたり、「豊かな共生世界の実現」を掲げ、「Kirei Lifestyle」（キレイライフスタイル）の実現に向けた活動を行っています。この「きれい」は、外見だけでなく、私たちの生活や周囲の自然を含むすべてを指しており、全ての状態が美しくあることを意味しています。

2019年に策定されたESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」では、2030年までに10億人以上の人々がより良い暮らしを追求し、100%の製品が持続可能な環境を考慮した物となることを目指しています。これにより、生活者が持続可能な暮らしを実現し、企業としても社会に貢献していく決意が込められています。