井上ひさしの集大成『組曲虐殺』が2027年に上演
日本の演劇界を代表する作家、井上ひさしの最後の戯曲『組曲虐殺』が、2027年2月に上演されることが決まりました。この作品は、プロレタリア文学の旗手である小林多喜二の生涯を描く音楽劇で、これまで以上に多くの観客に感動を届けることが期待されています。
『組曲虐殺』とは
『組曲虐殺』は、井上ひさしが提唱した最後の戯曲であり、彼が生涯をかけて描いたテーマの集大成とも言えるものです。本作では、社会の不条理とそれに立ち向かう青年小林多喜二と、彼を取り巻く愛すべき人々の温かい関係が中心に描かれています。彼らの日々や葛藤が描かれ、観客はその中で自らの生き方を考えさせられることでしょう。
上演の背景とキャスト
この舞台は、初演から小林多喜二を演じてきた井上芳雄さんが再度主演し、演出には栗山民也氏を迎えます。また、音楽を担当するのは、小曽根真氏といった豪華な顔ぶれが揃っています。
キャスト紹介
- - 小林多喜二 (作家):井上芳雄
- - 佐藤チマ (多喜二の実姉):秋山菜津子
- - 田口瀧子 (多喜二の恋人):矢吹奈子
- - 伊藤ふじ子 (多喜二の妻):堀内敬子
- - 古橋鉄雄 (特高刑事):山崎 一
- - 山本正 (特高刑事):土屋佑壱
ストーリーの概要
物語は昭和5年から昭和8年にかけて展開されます。幼少期から貧しい人々の苦しみに触れてきた多喜二は、社会を変えるためにプロレタリア文学の旗手となることを決意します。しかし、彼は治安維持法違反で逮捕され、言論の自由を脅かされていきます。
多喜二を心配し、愛する姉や恋人たちが彼を支えようとする一方で、厳しい現実が彼を追い詰めます。特高警察に目をつけられた多喜二の姿から、今の社会を照らすメッセージが発信されることでしょう。
音楽の重要性
音楽劇としての要素も大きく、特に「信じて走れ」「胸の映写機」といった楽曲は、多喜二の内面を表現する重要な要素となっています。観客は、井上ひさしの遺志を継いだ作品を通じて、音楽と演劇の力を再認識することになるでしょう。
公演情報
- - 公演日程:2027年2月6日(土)~2月28日(日)
- - 会場:MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000
- - 主催:こまつ座/ホリプロ
- - チケット発売:2026年秋に発表予定
- - ツアー公演:詳細は後日発表
この舞台は、井上ひさしのメッセージを未来に繋げる、貴重な機会となります。多喜二の生涯とその価値観が描かれる『組曲虐殺』をぜひお見逃しなく!
公式HP:
ホリプロステージ公式サイト