beyerdynamicが新しいインイヤーモニターを発表
音楽プロフェッショナルにとって、音質と快適性は極めて重要です。ドイツの音響機器メーカーであるbeyerdynamicは、そんなニーズに応える新しいインイヤーモニター(IEM)シリーズを発表し、1月23日から25日にカリフォルニア州アナハイムで開催されるNAMM Show 2025でその魅力をアピールします。
最先端技術と職人技の融合
新たに登場するインイヤーモニターは、先進技術とドイツの職人技を融合。TESLA.11ダイナミックドライバーシステムは、1kHzでわずか0.02%の極めて低い歪率を誇り、最大音圧レベル137dBと市場でも高出力が特長です。これにより、音楽制作やライブパフォーマンスに必要な高い音質を実現します。
コンパクトで高い遮音性
さらに、コンパクトなデザインと人間工学に基づいたフィット感は、多くの耳型データを基にして設計されており、完璧なフィット感を提供します。最大-39dBの高い遮音性は、厳しい音楽環境にも耐えることができ、大音量の中でもクリアな音質を確保することが可能です。
4つの新モデルの特長
beyerdynamicは、プロのミュージシャンやサウンドエンジニアを対象に4つのモデルを発表しました。それぞれのモデルは明確な用途別に音響特性が最適化されています。各モデルの特長をご紹介します。
1. DT 70 IE - ミキシング&クリティカルリスニング
ミキシングや精密な音分析に特化。スタジオやライブ環境で使える高品質な音楽鑑賞にも適しています。
2. DT 71 IE - ドラム&ベース
力強い低音とバランスの取れた中音域が特徴。特にドラムやベースプレイヤーにぴったりです。
3. DT 72 IE - ギター&ボイス
ギタリストやボーカリストに向けたチューニング。透明感のある低音とディテールに富む高音域を実現しています。
4. DT 73 IE - クラシック楽器&キーボード
クラシック楽器やキーボード奏者に最適なモデル。低音域から高音域までを自然に再現します。
過酷な環境にも耐える耐久性
新しいIEMシリーズは、プロのミュージシャンやサウンドエンジニアと共同で開発されており、厳しいステージやスタジオ環境に対応できる耐久性を持っています。ケブラー補強されたケーブルと金メッキされたMMCXコネクターにより安定した接続が可能です。また、DT 70 IE、DT 72 IE、DT 73 IEは、IP68認証を取得しており、防水及び防塵性能に優れています。
マーティン・ミラーとのコラボ
この新しいインイヤーモニターシリーズの発表に際して、国際的に評価されているマーティン・ミラー・セッション・バンドとのコラボレーションが行われました。彼は「beyerdynamicのヘッドホンは私の音楽キャリアに欠かせない存在で、この新しいインイヤーシリーズのおかげでステージ上でも同じ音質を体験できるようになりました」とコメントしています。
NAMM Showでの体験
この新しいDTインイヤーシリーズは、NAMM ShowのホールA、スタンド11702にて体験できます。また、特別なハイライトとして、アメリカのミュージシャンによるライブパフォーマンスも行われる予定です。音楽好きな方は、この機会にぜひ足を運んでみてください。
beyerdynamicは1924年に設立されて以来、プロフェッショナルオーディオ製品を提供し続け、多くの音楽スタジオや音のプロフェッショナルに支持されています。新しいインイヤーモニターシリーズも、その伝統を引き継ぎながら新たな音楽の楽しみを提供してくれることでしょう。