アイリスグループ、2025年度の決算速報
2025年度のアイリスグループの通期決算予測が発表され、過去の業績との比較が話題になっています。コロナウイルス感染症が影響した2021年度には、家電やマスク事業の売上が記録的に伸び、さらに新しい飲料事業とロボティクス事業も加わり、全体の売上が過去最高を記録しました。しかし、2022年度から2023年度にかけては、原材料価格の高騰や市況の影響で、2年連続の減収減益という難しい時期を迎えました。
しかし、2025年度には、食品事業とロボティクス事業が業績を牽引し、再び増収増益が見込まれています。この成長の背景には、米国市場への積極的な投資や新製品の開発が奏功しているようです。特に、食品事業では、前年比140%の成長を達成し、590億円の売上を記録しています。
食品事業の急成長
最近の米不足を受けて、アイリスグループは精米の代替食としてのパックごはんの販売を強化し、政府の備蓄米との契約を迅速に締結したことが功を奏しました。これによって、事業の認知度が大幅に向上し、今後も役立つ商品として多くの消費者に支持されています。さらに、緑茶飲料市場への新規参入や、海外への輸出も行っており、特に米国やアジア市場におけるシェア拡大が期待されています。
2027年には京都府の舞鶴工場、岡山県の岡山瀬戸内工場、2028年には静岡県の御殿場物流センターの完成を予定しており、さらなる成長に向けた基盤が整いつつあります。2026年度には「顧客接点の強化」をテーマにし、商品ラインアップの拡充と輸出の戦略的実行を目指します。2030年には、食品事業において売上高1,000億円、内輸出額100億円を掲げています。
ロボティクス事業の進展
ロボティクス事業も注目の分野です。労働力不足を背景に、サービスロボットの導入が加速しています。2026年度には、DX清掃ロボット「JILBY」を新たにリリースし、国内ロボットメーカーとして本格的に進出する予定です。この製品によって、単なる清掃業務から「労働力不足」問題全般に対処することを目指しています。
省エネソリューション事業の展望
また、省エネソリューション事業においても、LED照明の需要が拡大しています。2025年度の収益成長に寄与する期待が高まる中、国内外での照明需要の増加を見越して、導入が進む見込みです。蛍光灯のLEDへの切り替えにより、環境への配慮も意識されており、早期の普及率100%達成を目指しています。
最後に
アイリスグループは、2026年度には売上高8,640億円(前年比108.7%)を目指し、さらなる成長を展望していくことを宣言しています。多様な事業展開と堅実な成長を目指すアイリスグループの動向に要注目です。