毛髪研究発表
2025-09-29 14:12:21

タカラベルモントが国際大会で毛髪研究成果を発表!その驚きの内容とは

タカラベルモントが国際大会で毛髪研究成果を発表!



2025年9月15日から18日にかけて、フランス・カンヌで開催された「第35回IFSCC Congress」において、タカラベルモント株式会社の化粧品研究開発部が毛髪に関する研究成果を3つ発表しました。これは同社史上最多の発表数となっており、国際的な評価の高さを示す重要な機会となりました。今回は、その研究内容と発表の意義について詳しくご紹介します。

世界の化粧品技術者が集結するIFSCC Congress



「IFSCC Congress」は、国際化粧品技術者会連盟が主催する権威ある学術大会であり、世界中の化粧品技術者が一堂に会し、最新の研究成果を発表する場です。今年は約1100題以上のエントリーがあり、その中でタカラベルモントからの3題が採択されました。これは、同社が毛髪科学の分野で特に優れた研究を行っていることを物語っています。

発表された3つの研究テーマ



1. Japanese KAWAIIを叶えるヘアスタイルとは?~視線解析で探る印象のヒミツ~


この研究ではアイトラッカーを用いて、視線の動きを解析しました。ヘアセットをした髪型では視線が前髪と顔に集中する一方、ヘアセットをしていない場合は髪のトップや毛先などに目が行くことが確認されました。前髪の形と毛先のスタイルが印象に与える影響についても解明されており、日本特有の「かわいい」といった価値観も評価に繋がる要因であることが示唆されました。

2. 分岐アルキル鎖に基づく新しい生体模倣型アプローチ


この研究は「水鳥の羽繕い」の成分に着目し、分岐アルキル構造を持つ油性成分をトリートメントに配合することで、髪の保水性と湿気耐性を同時に向上させることに成功しました。分岐構造の違いがトリートメントの効果に大きく影響することも明らかとなり、新たな毛髪ケアの可能性が広がります。

3. 硬水は髪と頭皮のバリア機能を脆弱にする


最後の研究では、硬水が髪や頭皮に与える影響について解明されました。硬水が髪から脂質成分を流出させ、バリア機能を低下させることが分かったのです。しかし、フルボ酸と呼ばれる自然由来の有機物質を用いることで、これらのバリア機能を回復させることに成功しました。

研究の意義と今後の展開


発表を行った研究者たちは、今回の研究成果が髪と頭皮の健康に関する新たな視点を提供し、製品の開発に役立つだろうと語っています。また、それぞれの研究が国際的な関心を集めたこともあり、今後も更なる探究を続けていく意向を示しています。

タカラベルモントは、これまでも多くの革新的な研究を行い、この分野におけるリーダーとしての地位を確立しています。今後の展開が非常に楽しみであり、さらなる毛髪研究の進展が期待されます。タカラベルモントは、持続可能な社会の実現を目指し、常に進化を続ける企業であることを再確認しました。


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