ファッション業界への第一歩を踏み出す！「ワールドグループオープンカンパニー」の開催レポート

ワールドグループオープンカンパニーを振り返る

2025年7月に東京のワールド北青山ビルで開催された「ワールドグループオープンカンパニー」は、2027年4月に入社予定の学生たちに向けた特別なイベントでした。このイベントは、アパレルやファッション業界に強い関心を持つ学生に対し、ワールドグループが展開する多様な事業を体験し、業界への理解を深め、その中でのキャリアの可能性を探ることを目的としています。

イベントの概要

オープンカンパニーは午前と午後の2回にわたって行われ、合計で209名の学生が参加しました。それぞれのセッションは「業界研究」と「仕事理解」に分かれており、学生たちは実際のビジネスの流れを身近に感じながら学ぶ機会を得ました。特に、株式会社ワールドストアパートナーズの尾関社長による基調講演が印象に残りました。

業界研究セッション

このセッションでは、アパレルやファッション業界の基本的な仕組みとワールドグループの事業内容について詳しく知ることができました。尾関社長が語った、ブランド事業やデジタル事業、プラットフォーム事業の役割についての解説は、参加者にとって非常に価値のある内容でした。新たな人材が求められる理由や、今後の成長の鍵が何であるかを掘り下げました。特に、海外での事業展開についての質問も多く寄せられ、関心の高さが伺えました。

仕事理解セッション

続いて開催された「仕事理解セッション」では、実際にアパレル業界で活躍する先輩社員たちのパネルが設けられました。このセッションでは、4つの職域（企画（MD）、生産・商品供給、EC、販売）について、それぞれの職務内容ややりがいを直接紹介しました。

- 企画（MD）: MD職は商品開発から販売計画までの流れを管理し、ブランドの売上を牽引する重要な役割です。入社5年目の先輩とのエピソードトークが実際の職場の雰囲気を感じさせました。

- 生産・商品供給: エムシーファッションに所属する社員からは、商社を選んだ理由や自身の就活体験談が語られ、学生たちは繊維商社のビジネスモデルやODMの流れについて学びました。

- EC: ECのパネルでは、デジタルマーケティングの最前線をデモンストレーションし、SNSを駆使してブランドの魅力を伝える工夫や経験がシェアされました。

- 販売: 最後に販売職についてのセッションでは、ドレッサーとしての接客業務の魅力や顧客との関係構築について提言がなされました。

次回の開催と今後の展開

8月19日にはワールド神戸本社でも同様のイベントが行われ、120名の学生が参加。社員からの講義とディスカッションを通じ、実際に「1枚の服が届けられるまでの過程」を学びました。

オープンカンパニーは、学生들이ファッション業界やワールドグループについて多角的に理解を深め、キャリアビジョンを形成する機会を提供します。今後も、業界の多様性に応じたポジションやキャリア開発の支援を通じて、参加者の成長を支えていくことでしょう。

このようなイベントを通じて、学生の皆さんが自身のキャリアの選択肢を広げ、ファッション業界に対する理解を一層深めていくことを期待しています。