ジェンダーの授業
2025-06-11 12:04:55

性別による無意識の思い込みを考える冊子が登場

未来を担う10代に伝えたいこと



株式会社ポーラが、「10代のためのジェンダーの授業」冊子の第4弾を制作しました。この冊子は、未来を担う若者たちにジェンダー平等や社会の差別・偏見について深く考えてもらうことを目的としています。特に今年のテーマは「男女間の賃金格差」で、日本のG7諸国における賃金格差問題がクローズアップされています。

受け継がれるプロジェクトの歩み



この授業冊子は2022年より毎年制作されており、教育現場で多くの反響を呼んでいます。小中学校や高校、大学、さらには自治体からも問い合わせが相次いでいます。多くの学校では授業やキャリア学習の一環としてこの冊子を活用し、実際のセミナーやイベントでも使用されています。

今年の8月1日には、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所が主催する小学生向けの無料イベント「ハットニャール博士の研究所2025」で、実際に授業も行う予定です。このイベントは「アンコンシャスバイアスに気づく『5つのとびら』」がテーマです。

新たな視点を提供するジェンダーすごろく



第4弾にあたる冊子では、冒頭で問題提起を行い、男女間の賃金格差に関する具体的な問題や背景を明らかにしていきます。同時に、新たに導入した「ジェンダーすごろく」を用いて、選択肢の違いや思い込みを体感できる機会を設けています。このゲームを通じて、賃金格差がなぜ解消されないのかというヒントも提示され、考えを深められる構成になっています。

教育現場での活用事例



和歌山市立和佐小学校では、今回の冊子を用いて「人権学習」の一環として授業を実施しました。このような取り組みは、教育現場でのジェンダー平等教育の重要性を強調するものとして、高く評価されています。授業リポートは特設ページでも紹介されていますので、興味がある方はぜひご覧ください。

監修の背景と展望



冊子は、特定非営利活動法人Gender Action Platformの理事であり、元国連職員でもある斎藤万里子さんが監修しています。彼女の志は、すべての人が能力と個性を発揮できる社会の実現に向けて、重要なメッセージを発信することです。彼女の考え方を踏まえた教育は、これからの社会を支える若者たちにとって必要不可欠です。

さらなる情報とバックナンバー



「10代のためのジェンダーの授業」冊子は、過去のバックナンバーも含め、オンラインでの閲覧が可能です。詳細情報や各号のリンクは以下からご確認ください。教育の現場での活用を考える方々へ、ぜひ手に取っていただきたい資料です。


今後もこのような活動を通じて、多くの若者にジェンダーに関する知識と理解を深めていってほしいものです。


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