生理用ナプキン配布実験
2025-10-15 09:28:18

渋谷区の公共施設に生理用ナプキンディスペンサー導入実証実験実施へ

渋谷での生理用品ディスペンサー実証実験



ユニ・チャーム株式会社は、渋谷区と一般社団法人渋谷未来デザインとともに、2025年10月15日から公共施設における生理用ナプキンのディスペンサー導入に向けた実証実験を開始します。この取り組みは、公共の場で必要な生理用品を手軽に、安全・衛生的に利用できるようにすることを目指しています。

近年注目されている「生理の貧困」の問題を解決すべく、ユニ・チャームは学校や企業で生理用品を常備化する『どこでもソフィ』を導入。アンケート調査によれば、93%もの利用者がこのサービスを「必要な支援」と評価し、実績を蓄積してきました。そのノウハウを生かし、渋谷区内の公共施設でも生理用品を提供する環境を整えることが決定されました。

渋谷区との協働



渋谷区では、幅広い人々が安心して生活・活動できる社会を目指し、様々な取り組みを行っています。特に、2024年には「SOCIAL INNOVATION WEEK」を開催し、生理の貧困をテーマに関連課題を討論。生理や身体に対する認識の格差が大きな問題であることが浮かび上がりました。これを受け、ユニ・チャームは渋谷未来デザインと共に、今後もこの問題に取り組んでいく意向です。

実証実験の概要



実証実験は2025年10月15日から12月26日までの期間中に実施され、渋谷区内の公共施設全22箇所に生理用ナプキンディスペンサーが設置されます。設置場所には、区役所、図書館、社会教育館など、市民が多く利用する施設が含まれています。特に注目すべきは、設置されるナプキンが防災用ローリングストックフェアに適した個包装の完全密閉型であり、災害時の緊急配布においても衛生を保つことができる仕様になっています。

今後の展望



この取り組みは、単なる生理用品の供給に留まらず、学校や職場、また家庭を通じた理解促進や情報提供の活動へと拡大していく予定です。目指すのは、「誰もが安心して自分らしく過ごせる社会」の実現です。特に生理に関する正しい知識を広めることが重要視され、啓発活動が継続される予定です。

『どこでもソフィ』について



ユニ・チャームが展開する『どこでもソフィ』では、学校向けの「School Sofy」、企業向けの「Office Sofy」の2種類のディスペンサーが無償で提供されます。これにより、どこでも生理用品が手に入る環境を整え、女性たちが自由に、自分らしく過ごせる社会に向けた取り組みが進められています。

私たちの社会において、生理や身体に関する理解が一層深まることで、全ての人々が快適に過ごせる日々が実現されることを願っています。今後の進展にご期待ください。


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